職場で影響力を持つ3つの方法。親密になろうとするのではなく、協力したいと思わせる力を磨く

影響力

職場で影響力を持つことは、あなたの将来にも影響すると言われている。

Andrii Yalanskyi/Getty Images

職場で影響力を発揮するのは大事なことだ。

チームをまとめなければならないとき、同僚たちに、あなたのアイデアが資金を投入するのに値するものだと思わせたいとき、あるいは難しい仕事を手伝ってほしいときなど、あなたの成功は他者に対してどれだけ影響力を持てるかにかかっている。

しかし、職場で影響力を持つ人になるということは、必ずしも職場の全員と親友のような関係を築くことではない。

Amanda Nimon-Peters

アマンダ・ニーモン=ピーターズは 「どうすれば周囲が自分に協力してくれるか」という視点が重要だと語る。

Amanda Nimon-Peters

ハルト・インターナショナル・ビジネススクールの行動科学の教授で、近日アメリカで発売予定の書籍 『Working With Influence』 の著者であるアマンダ・ニーモン=ピーターズ(Amanda Nimon-Peters)は、職場で影響力を高めるには、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)を築き、そこから力を得られるようにすることだと述べている。

「人がやりたがらないことをやらせようとするのではありません。単純にあなたがどんな成果を求めているのか、どのようなことを成し遂げようとしているのかを示し、他の人々があなたに協力するように仕向ける方法を見つけるのがポイントです

共通点を見つけよう

影響力の大きさというのは、人間関係の強さと関係していることが多い。しかし、これは職場の全員と友達になるということではない。同僚と性格が合わなかったり、あなた自身が内向的な人だったり、同僚全員と特別親しくなんてなりたくないと思う人もいるだろう。

「 人が好きな人に影響を受けることは、よく知られています」とニーモン=ピーターズは言う。「しかし、ただ単に人々があなたを好きになればよいというわけではありません。科学的には、もし人があなたに親近感を抱けば、その人はあなたに影響されるということが分かっています

2008年に大学生と専門学校生を対象に行われた、サム・ヒューストン州立大学のランディ・ガーナー(Randy Garner)教授による研究では、アンケートをとる時、カバーレターの名前が受取人の名前に似ていると回答率が上がることが分かった。また、本の登場人物と自分の名前が似ている場合、その登場人物に感情移入しやすいということも明らかになった。

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