アメリカのトランプ前大統領。
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- アメリカのトランプ前大統領は再び、2024年の米大統領選では自分が勝つだろうと主張した。
- トランプ前大統領は、2024年の大統領選への立候補を正式に発表してはいない。
- ただ、大統領選への立候補や自身の勝利を何度もほのめかしている。
アメリカのトランプ前大統領は5月14日(現地時間)、集会に参加した数千人を前に、2024年には自分がホワイトハウスに戻ることになるだろうと発言した。
「活動する準備を、戦う準備を、これまでにないような勝利を収める準備をせよ」とトランプ前大統領はアメリカン・フリーダム・ツアーが主催したテキサス州オースティンのイベントで語った。
「我々は下院を取り戻し、上院を取り戻し、我々の国を取り戻す」
トランプ前大統領はまだ2024年の大統領選への立候補を正式に発表してはいないが、立候補の可能性をちらつかせてきた。2020年の大統領選で敗北してから、前大統領はアメリカ各地で集会を開いてきた。これは保守層の間での自身の人気を測るバロメーターとしての役割を果たすだけでなく、選挙戦に向けた勢いを維持する助けにもなっている。
大統領選での敗北以来、トランプ前大統領は何度も、次の大統領選に立候補すれば自分が勝つと主張してきた。14日の集会での発言は、その最新の一例に過ぎない。
例えば、3月のアメリカン・フリーダム・ツアーでは、トランプ前大統領は2024年にはホワイトハウスに戻ると約束した。
「ここにいる全ての人々の支援によって、我々は下院を取り戻し、上院を取り戻し、我々の国を取り戻し、そして最も重要なことだが、2024年には我々の美しいホワイトハウスを取り戻す」と前大統領は3月19日、フロリダ州フォートローダーデールで開催された集会で演説していた。
アメリカン・フリーダム・ツアーに参加し、トランプ前大統領を生で見るには数千ドルが必要だ。同ツアーが主催する集会の中には、前大統領の演説を聞くのに4995ドル(約64万円)かかるケースもある。
現地紙『オースティン・アメリカン・ステーツマン』によると、5月14日の集会には約8000人が参加したという。トランプ前大統領の演説は1時間以上に及び、ポンペオ前国務長官や前大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏とその婚約者で前大統領の選挙キャンペーンのスタッフでもあったキンバリー・ギルフォイル氏も出席した。
[原文:Trump tells rallygoers to 'get ready to work' and 'fight' to 'take back our country' in 2024]
(翻訳、編集:山口佳美)