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ステーブルコインを巡って仮想通貨市場が大混乱…その意味は?市場は今後どこへ向かうのか?

2022年5月、Terra(LUNA)は供給量が急増する一方、価格は暴落している。

2022年5月、Terra(LUNA)は供給量が急増する一方、価格は暴落した。

CryptoCompare

  • 2つのステーブルコインが米ドルとの連動性(ペッグ)を失ったため、仮想通貨市場は1週間で4000億ドルを失った。
  • この損失により、「無担保(アルゴリズム)型」ステーブルコインの「TerraUSD(UST)」と、「伝統的な」ステーブルコインの「Tether(USDT)」がスポットライトを浴びることになった。
  • USTに関連する仮想通貨「Terra(LUNA)」は大暴落し、その価値は0ドル台にまで落ち込んだ。

ステーブルコイン(法定通貨に連動する仮想通貨)の「TerraUSD(UST)」「Tether(USDT)」がドルとの連動性(ペッグ)を失ったことに端を発した仮想通貨の大暴落が起こり、投資家の信念が試されることになった。政府に規制を求める声が高まる可能性もあると専門家はInsiderに語っている。

2022年5月13日にはビットコイン(BTC)の価格が再び3万ドルを超えて安定する兆しを見せたものの、CoinMarketCapのデータによると、仮想通貨市場は5月9日から12日半ばまでの間に評価額の4300億ドル以上が失われ、時価総額は1兆1200億ドルになった。

USTとその発行に利用されている「Terra(LUNA)」の価格暴落により、無担保型(アルゴリズム型)のステーブルコインに注目が集まっている。このタイプのステーブルコインは、コンピュータ・プログラムで準備金(USTの場合はビットコイン)やUSTとLUNAの発行量を調節することによって法定通貨とのペッグ(連動)を維持するように設計されている。今回の混乱は、市場で3番目に時価総額の高いTether(USDT)にも波及し、一時的に1ドルを下回ったが、その後持ち直した。

「ステーブルコインに対する信頼が完全に失われた場合、その解決に向けた足掛かりを見つけるのは非常に困難になるだろう」とFX取引プラットフォーム、Oandaのシニアマーケットアナリストであるエド・モヤ(Ed Moya)はInsiderに語っている。

「USTには欠陥があり、それは多くの人に見抜かれていた。一方、Tetherはペッグを(回復)しており、この動きによって投資家の気持ちがある程度は和らぐだろう」

投資家はUSTとLUNAの暴落や、Tetherの一時的なデペッグ(ドル連動からの逸脱)に対応している間に、ビットコインが5月12日、2020年以来初めて2万7000ドルを割り込んだ。投資家は過去にTetherがどのような資産でドルペッグを担保しているのか疑問視していた

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