8900万人の顧客基盤、2000億円の研究開発費が武器──ドコモの決済事業、躍進の裏側

通信事業のイメージが根強いNTTドコモで、「2025年に売上高2倍」を掲げ、収益の柱になるべく拡大を続けているのがスマートライフ事業だ。金融・決済、映像・エンタメ、メディカル、電力など幅広い領域でサービスを展開している。

中でもユーザーに馴染み深いのが、d払いなどを手掛ける「決済領域」だろう。8900万人の会員基盤から生み出される膨大なデータと、グループ累計で年間2000億円に及ぶ研究開発費を武器に、利便性が高いサービスを追求し続けている。

本企画では、その決済領域を担う社員を直撃。それぞれが見据える事業の進化、多彩なアセットを持つNTTドコモだからこその仕事の面白みなど、現場の本音を語ってもらった。

私たちが「NTTドコモ」を選んだ理由

いまや日常の一部となったスマホ決済。NTTドコモが提供する『d払い』もその中の一つで、さらなる成長を期待されている領域である。事業の一翼を担うのは、ウォレットサービス部。ミッションは、開発担当部署などと連携してd払いのサービス企画・運用を行い、ユーザーがより便利に使えるよう磨き上げることだ。

そんなウォレットサービス部で働くのが、高橋史さん、畑中悠吾さん、井口裕大さん、松永充弘さんの4人。いずれもキャリア採用の中途社員である。

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高橋史(たかはし・ふみ)さん。2014年3月入社。前職はクレジットカード会社に勤務していた。

「前職では顧客基盤や加盟店の拡大が主なミッションでしたが、すでにプロダクトが確立された状態でした。キャリアアップを見据えて、ゼロからサービスを生み出すような経験がしたい。そう考えて、回線事業をベースにした盤石な顧客基盤を持つNTTドコモに転職しました」(高橋さん)

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畑中悠吾(はたなか・ゆうご)さん。銀行、ITベンダーを経て2021年10月にNTTドコモ入社。

「前職で培った認証系セキュリティなどの専門知識を活かしながら、社会的影響力のあるカスタマー向けサービスに携わりたいと思っていました。そんな折、NTTドコモのキャリア採用を知り、条件と合致したので応募しました」(畑中さん)

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2021年3月入社の井口裕大(いぐち・ゆうだい)さん。モデル・タレント、人材系ベンチャー企業、中華系QRコード決済企業の営業というユニークな経歴の持ち主だ。

「QRコード決済業界で働くなら企画側の仕事もしてみたいと思い転職活動を開始。中でも、NTTドコモはd払いも含め、ほぼ全てのサービスを自社で展開しています。それらのサービスを連携させると面白いことができそうだと思い入社を決めました」(井口さん)

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松永充弘(まつなが・みつひろ)さん。2021年4月入社。

「転職活動時、今後のビジネスにおいて必要となるのは『大きな経済圏の獲得』だと考えていました。現在通信キャリアを母体にした経済圏は4つありますが、顧客数としてはドコモがナンバーワン。そこをファーストタッチにして、幅広いお客さんにリーチする仕事がしたいと思ったのです」(松永さん)

転職後に感じたNTTドコモの印象はというと、4人の口から共通して語られたのは「風通しが良くフラット、ボトムアップのカルチャー」だ。ウォレットサービス部は事業の成長とともに組織人数も増え、半数以上が中途入社の人材だという。

「私が入社した8年前には考えられない状況です。当時、中途採用の社員は部内で珍しい存在でした。組織カルチャーも今とは全く違う。

以前は過去の経験をベースにしながら物事を進めていくような雰囲気でしたが、現在はNTTドコモが培ってきた知見と転職者が外部から持ち込んだ知見やスキルを融合させて、新しいことに臆せずチャレンジしていく雰囲気があります」(高橋さん)

d払いの「裏側」を支える

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d払いのユーザー数は4375万(2022年5月現在)。2020年度と比べて24%増加している。

提供:NTTドコモ

大企業の中でもフラットなカルチャーが根付いた組織で、前職で培ったスキルや経験を活かしながら働く4人。それぞれがより使いやすいd払いのサービスを目指している。

高橋さんの業務は、ウォレット機能の企画やチャージ提携先の拡大、社内サービスとの連携だ。中でも、印象に残っているプロジェクトがあるという。あるメガバンクからd払いに金額をチャージすることで、優待が受けられるキャンペーンだ。

「キャンペーンの実績は好調で、SNSなどで『キャンペーンをやってくれて良かった、便利になった』などの声が上がったことが、なによりも嬉しかったです。

多くのサービス利用者の方の反応をダイレクトに知ることができるのは、やりがいでもありますし、次のサービスを考える糧にもなります」(高橋さん)

畑中さんの業務は、d払いの本人確認機能の企画だ。2022年3月には新たな仕組みをリリースした。

「d払いと銀行口座を紐付けたり、送金機能を使ったりするには、本人確認が必要です。これまでは顔写真のある証明書を撮影して送ってもらっていたのですが、お客様にとっては面倒な作業。

新たな仕組みでは、マイナンバーカードに搭載されている『公的個人認証』機能を使えるようにしました。本人確認は安全・安心に欠かせない仕組みです。やりがいもありますが、同時に責任も感じています」(畑中さん)

安全・安心という観点は井口さん、松永さんの業務にも通じる。

井口さんの主な業務の一つが、障害対応。「転職したばかりの頃、ここまで大勢の人が安全・安心のために動いていることに驚き、すごいと思った」と振り返る。

「d払いがシステム障害などで決済ができなくなってしまった際、社内やお客様へ周知を行う旗振り役として、関係部署とのやり取りや社内外への周知対応を行っています。他にも、規約内容の修正やトラブル時の対応にも携わっています」(井口さん)

松永さんは、d払いサービスの事務企画に携わる。主に、不正利用を未然に防ぐための企画や仕組みを設計している。

「昨今、不正利用のケースも多様化しているので、的確に対応できるような制度設計に注力しています。

自分が普段よく使う飲食店や店舗の多くも、d払いを導入しています。それ自体、シンプルに嬉しいのですが、それ以上に、安心・安全にご利用いただけるように業務を頑張らなくてはいけない、と日々感じています」(松永さん)

転職で大きく変わった働き方、ライフスタイル

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Getty Images

4人は、転職したことで働き方やライフスタイルも大きく変わったという。全員が子を持つ親であることからも「フレックス制度やリモート勤務、有休の取りやすさなどは、非常に手厚く助かっている」という意見は特に一致した。

「私はフレックス制度を活用して、朝7時から1時間半程、自宅勤務。そのあとは子どもを保育園に送り、会社には11時前に出社しています。

また、有休も取りやすく、子どもが急に熱を出したときなどに1時間単位で休みが取れるのは助かっています」(高橋さん)

「NTTドコモは、男性の育児が当たり前の雰囲気がある」と井口さんは続ける。小さい子どもがいる社員の事情を理解して、他のメンバーや上司が助けてくれることもあるという。

「前職の会社と比べても、産育休から復帰される女性も圧倒的に多いですね」(井口さん)

「新生ドコモ」の原動力に

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Getty Images

より安全・安心で、便利なd払いを目指すウォレットサービス部。圧倒的な顧客基盤や顧客データを活かし、新たなビジネスや社会課題の解決も見据えている。

「『d払い』をはじめとして多岐にわたるサービスを展開しているNTTドコモのスマートライフ事業では、『ドコモでんき』などさまざまな新しいサービスも始まっています。グループ内の他サービスとも連携し、より多くのお客様に安心してご利用いただける便利なサービスを作っていきたい。

また、NTTドコモが持つ豊富なデータなどを活かして、将来的には社会的意義のあるビジネス企画の検討も視野に入れて動いていきます」(松永さん)


「正直なところ、入社前は『NTTドコモって堅い会社なのかな』と思っていました。もちろん堅実さはある一方で、スマートライフ事業はこれからのドコモの成長の原動力になる事業。

新たな提案を歓迎するカルチャーがあり、自分次第で仕掛けていける環境です。大企業ならではの影響範囲のダイナミックさと豊富なリソースを活用してチャレンジしていきたいですね」(井口さん)

通信事業だけでなく、スマートライフ事業という成長領域でも躍進を続けているNTTドコモ。グループが持つ強力なアセットを活かしながら、新しいチャレンジを後押しする文化もある。NTTドコモのブランドスローガンは、「あなたと世界を変えていく。」──ここには、世界を変えることができる仕事がある。


d払いを担当するウォレットサービス部では、一緒に働く仲間を募集しています。詳しくはこちら。

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※編集部より:NTTドコモの組織変更により、部署名表記を「ウォレットビジネス部」から「ウォレットサービス部」に変更しました(2022年7月1日)

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