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ウォーレン・バフェット、レイ・ダリオなど、有名投資家の最新ポートフォリオを見てみよう

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット。

Reuters

  • 多額の資金運用を行う機関投資家は、「フォーム13F」と呼ばれる株式保有報告書をアメリカ証券取引委員会(SEC)に提出することが義務付けられている。
  • 2022年5月半ば、ウォーレン・バフェット、マイケル・バーリなどの著名投資家が率いる投資企業は「フォーム13F」の最新版となる2022年第1四半期(3月末時点)の株式保有報告書を提出した。
  • 特筆されるのは、シェブロンへの大型投資、アップルやS&P 500の投資信託の下落を見越したプットオプションの購入、「ミーム株」やエネルギー関連株の取り引き増加などだった。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)や、映画『マネーショート 華麗なる大逆転』のモデルになったことでも有名なマイケル・バーリ(Michael Burry)をはじめとする一流投資家たちが、2022年第1四半期(3月末時点)の「フォーム13F」をアメリカ証券取引委員会(SEC)に提出した。それによると、シェブロン(Chevron)への大型投資やアップル(Apple)に対するプットオプションなど、さまざまな投資を行っている。

レイ・ダリオ(Ray Dalio)、ジム・サイモンズ(Jim Simons)、スタンレー・ドラッケンミラー(Stanley Druckenmiller)のファンドは、いずれも保有株に目立った変更があった。最初の2人は、GameStopとAMCという最も有名なミームストック2銘柄を買い、3人目はエネルギー株に大きく投資し、S&P500に対する驚くべき賭けを行った。

今年の第1四半期の報告から、特に印象的な取引を紹介する。


ウォーレン・バフェット、シェブロンを大量に追加取得

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)は、前四半期に石油大手シェブロン(CVX)の株を4倍以上に増やした。シェブロンの株価が前四半期に39%上昇したことから、バークシャーにおけるシェブロン株の評価額は45億ドル(約5700億円)から約260億ドル(約3兆3200億円)へと押し上げられた。

バークシャーは、金融大手シティグループ(CITI)メディア大手パラマウント・グローバル(PARA)の株式も新たに取得しており、2022年3月末時点でそれぞれの評価額は29億ドル(約3700億円)、26億ドル(約3300億円)相当となっている。

一方、3カ月前に80億ドル(約1兆円)以上と評価されていた通信大手ベライゾン(VZ)の株式は、ほぼ売却している。


マイケル・バーリはアップルのプット・オプションを購入

マイケル・バーリ

マイケル・バーリ

バーリ率いるサイオン・アセット・マネジメント(Scion Asset Management)は、2021年に米国株のほとんどを売却していたが、2022年の第1四半期に再びアメリカのマーケットに戻ってきた。

サイオンは、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL)フェイスブックなどを運営するメタ・プラットフォームズ(FB)、メディア企業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)などを保有銘柄に加え、ポートフォリオに占める米国株(オプション取引を除く)は122%増となり、その評価額は1億6500万ドル(約200億円)になった。

一方、アップル株(AAPL)に関しては、下落を見込んで20万6000株に対するプット・オプション(売る権利)を購入している。金利上昇、インフレ、景気後退の可能性に直面した投資家がテクノロジー株を手放したため、アップルの株価は今年に入ってから23%下落した。


レイ・ダリオのブリッジウォーターはテスラから手を引き、AMCに投資

レイ・ダリオ

レイ・ダリオ

レイ・ダリオ率いるブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates)は、2022年の第1四半期に、テスラ株(TSLA)手放しゲームストップ(GME)AMCエンターテインメント(AMC)といった「ミーム株」を新たに取得した。

前期の2021年12月末時点では、2700万ドル(約34億円)相当のテスラ株を保有していたが、今年の3月末時点では完全に撤退している。

一方、ゲームストップに関しては、3月末時点で68万9000ドル(約8760万円)相当の株式を保有しており、この銘柄がポートフォリオに加わるのは、2018年末以来、およそ3年ぶりのことだ。

さらに、AMC株が初めてポートフォリオに加わり、3月末時点で66万7000ドル(約8470万円)相当を保有している。


ジム・サイモンズのレンテックはテスラとゲームストップへの投資を増加

ジム・サイモンズ

ジム・サイモンズ

冷戦時代の暗号解読者で元MIT数学教授のジム・サイモンズが設立したルネサンス・テクノロジーズ(Renaissance Technologies:略称レンテック)は、2022年第1四半期にテスラ株の保有数を109%増の160万株に引き上げた。その評価額は3月末時点で17億ドル(約2200億円)相当となっている。

また、ゲームストップ株の保有数を118倍の30万7000株に増やし、その評価額は3月末時点で5100万ドル(約65億円)相当となった。

一方、AMCの保有株を61%減らした。AMCの株価はこの間9%下落し、その結果、レンテックにおけるAMCのポジションはほぼ3分の2の4500万ドル(約57億円)に下落した。


スタンレー・ドラッケンミラーは、S&P500の下落を見込み、プット・オプションを保有

スタンレー・ドラッケンミラー

スタンレー・ドラッケンミラー

スタンレー・ドラッケンミラー率いるデュケーヌ・ファミリーオフィス(Duquesne Family Office)は2022年3月末時点で、SPDR S&P 500 ETF(S&P500の動きに連動する運用成果を目指す投資信託)の23万9600株に対するプット・オプションを保有している。

また、シェブロン株を増やし、天然資源企業のテック・リソーシズ(TECK)、エネルギー企業のコーテラー・エナジー(CTRA)、その他いくつかのコモディティ株をポートフォリオに追加した。

[原文:Warren Buffett, Michael Burry, and other elite investors just revealed major changes to their stock portfolios. Here are 5 key trades they made.

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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