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貯金に執着するとバーンアウトする…マネーのプロが教える、多くの人が陥りがちな「お金の失敗」5パターン

お金の失敗5つのパターン

よくあるお金の失敗を学び、対策を身につけよう。

Getty Images/takasuu

今は些細なことに見えても、お金の失敗を日々積み重ねていくと雪だるま式に問題が膨らんで、やがて大きな問題になりかねない。

カンザス州立大学で教鞭を執る2人のマネーのプロに、よくあるお金の失敗について聞いた。

2人が語ったのは、当初の予想に反して、年金やもしものときにいくら取っておくかということではなかった。やりがちな間違いの多くは、漠然とお金を管理するといった行為そのものにあるのだという。

では、やりがちな間違いとその対策について順番に見ていこう。

1.貯金にばかり執着する

対策:自由に使えるお金を残しておく

予算を守ろう、貯金を増やそうとばかり考えていると、燃え尽き症候群になります。それも、あっという間に」と、ブレイン・ピアソン博士は言う。

博士は、預金通帳の残高ばかり気にしていると、社会とのつながりや楽しいイベント、一生に一度のチャンスを逃しかねないと警告する。

「人は、お金を使った罪悪感はすぐに忘れる生き物なのです。それが特別な買い物であればなおさらです。保険や貯金という保障を備えることは大事なことですが、お金は道具と割り切ることも必要です」

つまりお金に執着するのではなく、お金は人生を楽しむための道具と考えるのだ。

2. 何にいくら使ったのか分からない

対策:1日5分間、使った金額を確認する

「自分はお金の管理ができないのでは、と不安に感じるあまり、それを避ける人が多い」とファイナンシャル・プランナーのメーガン・マッコイ教授は言う。

博士は、大学の構内に新たに設置された電動スクーターの話をしてくれた。スクーターの最低利用料金は5~7ドルにすぎないのに、生徒たちは料金がどんどん上がっていくことに気が付かず、あり金を全部電動スクーターに使ってしまったと言うのだ。あまりよく考えずにお金を使うと、こういう結果を招いてしまう。

「何にいくら使ったかをチェックすることで、これは良い買い物だったとか、この時は楽しかったとか、全然つまらなかったとお金の使い方を振り返ることができます

博士は、漠然とお金を使うのではなくて、家計簿アプリを使ったり、使う分の現金を封筒に入れておくなど、「自分に合ったスタイル」でお金の使い方を確認することを勧める。1日たった5分間、お金の使い方を意識するだけで大きな違いが生まれるだろう。

3. 衝動買いをする

対策:買い物するまで「寝かせる」

「空想はいつでも現実よりも楽しい」とマッコイ教授は言う。

旅行の予約をしたら、旅先で何をしようかと空想にふけり、旅行まであと何日と指折り数えるだろう。これは実際に旅をするのと同じくらい楽しいことではないだろうか。

ある実験では、体に良いスナックと糖分の多いスナックが同じ数だけ大きなテーブルに置いてあった。参加者はこの中から好きなものを選ぶように言われる。

このとき、今すぐ選ぶよう指示されると、大半の人が甘いスナックを選んだ。だが、一晩おいて次の日に同じことを言われると、体に良いスナックを選ぶ人が増えたのだ。

人間は未来のためにより良い選択をするものなのです。これは大きな買い物や旅行の予約にも当てはまります。高い買い物をするときには、2~3日待ってから決めると良いでしょう」

4. 将来の目標についてパートナーと話し合わない

対策:「もしも……」という質問で、お金に関する会話に徐々に慣れる

マネーのプロは、将来の目標についてパートナーと話し合っていない顧客が多く、調査結果からも同じような状況が見て取れると声をそろえた。

パートナーの一方が退職後は海辺に住みたいと思っているのに、もう片方が山沿いに住みたいならば、同じ目標に向けて妥協点を見出さなければならない。

「例えば、退職後はつつましい生活でも良いから今は贅沢に暮らしたいなら、パートナーにそう言わなければなりません」

将来について別々の青写真を描いていると、後になって相手にお金のことで秘密にしている金融的不貞行為のような大きな問題になりかねない。

「もしも……」と質問することで、パートナーとお金について話し合うことに徐々に慣れていこう

「もしも宝くじに当たったらどうする?」「もしも学生ローンを返さなくて良いなら、そのお金をどこに使いたい?」——こうした質問は場を和ませ、お金について話す気まずさを取り除き、緊張を解くのに役立つだろう。

5. うまくいってないときだけお金を管理する

対策:一年中お金を管理する

最大の失敗は、いわゆる「困ったときだけ」資金管理をすること、とマッコイ教授は指摘する。

「こういう人たちは困ったときだけ資金管理をするので、そのたびにイライラして、お金と向き合うのをやめてしまいます。そうすると、さらにお金に困るというまさに負のスパイラルに陥るのです。お金についてネガティブなイメージを持っていると、本当にお金で苦労することになるのです」

マッコイ教授とピアソン博士は、緊急時だけではなく年間を通じてお金を管理することを勧める。お金に余裕があるときに冷静に取り組めば、まさかのときに備えられるだけでなく、短期的・長期的な目標に向けた貯蓄ができるのだ。

[原文:5 everyday money mistakes that are worse than you might think

(翻訳・中山桂、編集・小倉宏弥

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