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「重視すべきフレームワークはこの3つ」。大手VC4社、スタートアップが不況を乗り切るためのアドバイスを伝授

ベンチャーキャピタル(VC)がついに恐れていた事態が起きたようだ。

2021年には記録的な規模の投資マネーがスタートアップに注ぎ込まれたが、テック系企業の業績は軒並み悪化している。投資家は景気後退を覚悟し、スタートアップのバリュエーションは下がり始めている。

米情報サービスCB Insightsの集計では、2022年第2四半期の世界のスタートアップの資金調達額は前期比で19%減少すると見込まれている。これまでVC界を沸かせてきた分野の調達額も減少する可能性がある。なかでも、フィンテックは28%減、デジタルヘルスは25%減、リテールテックはなんと50%減と同社は予測している。

セラシオ(Thrasio)、キャメオ(Cameo)、ヌーム(Noom)、メインストリート(MainStreet)などのスタートアップはコスト削減、レイオフ、さらには売却先を探す方向に舵を切った。

VCは投資先のスタートアップに、パンデミック初期に起こった不況と同様に持ちこたえられると安心させつつ、激動期に備えるよう警告している。

2008年にリーマンショックが起きた際、VC大手セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)は、「RIP Good Times(良き時代の冥福を祈る)」と題するピッチデックで、コストを削減し、「すべてのドルを最後の1ドルだと思って使え」と投資先の創業者に警告したのは有名な話だ。2000年にITバブルが崩壊した際にも、同社は同様のメッセージを発信している。

そして今回の不況についても、セコイアは投資先に警告を発し、今はコストを削減し、手元の資金を温存すべき「試練の時」だと告げた。

それ以外のVC各社も、セコイアの2008年の不吉なピッチデックを参考に社内外を問わずメッセージを発信し、スタートアップの創業者に不況に備えるよう注意を促している。

スタートアップは長引く不況にどう備えるべきか、大手VC4社が投資先に伝えたアドバイスを紹介しよう。

アンドリーセン・ホロウィッツ:不況を乗り切る際に役立つ3つのフレームワーク

アンドリーセン・ホロウィッツの創業パートナー、ベン・ホロウィッツ。

アンドリーセン・ホロウィッツの創業パートナー、ベン・ホロウィッツ。

Ben Horowitz

業界屈指のVC、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)は投資先に宛てたアドバイスを自社メディア「Future」で紹介している

同社は、スタートアップが不況時に進むべき道筋を示す重要なフレームワークを3つ提案している。

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