『ゴッドファーザー PART II』より。
Paramount Pictures
- 時に映画は、1作目よりも続編の方が出来がいいこともある。
- 『ゴッドファーザー PART II』や『エイリアン2』がその良い例だ。
- Insiderでは、続編が1作目を上回ったと感じた16の作品をまとめた。
『エイリアン2』(1986年)
『エイリアン2』より。
20th Century Fox
ジェームズ・キャメロンがリドリー・スコットの1作目を膨らませると同時に、衝撃的なスリルを与えた。海兵隊がエイリアンに襲撃されるシーンは、これまで見た映画の中でもものすごく不安をかき立てられるシーンだ。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より。
Disney/Marvel
子どもの頃に見たヒーローたちがスクリーンに一斉に登場したアベンジャーズの1作目もワクワクしたけれど、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のパンチ力は記憶に残る。
サノスの最凶最悪なパワーとその「指パッチン」の威力は、この映画を史上最高のスーパーヒーロー映画の1つにした。
『ダークナイト』(2008年)
『ダークナイト』より。
Warner Bros
『ダークナイト』はクリストファー・ノーランの"バットマン3部作"の頂点だ。
指揮を執ったノーランはもちろん、アカデミー助演男優賞を受賞したジョーカー役のヒース・レジャーの演技も素晴らしかった。
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』より。
Disney
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』も素晴らしかったけれど、シリーズを一大ブームにしたのは続編だ。
ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーの父親と分かり、ハン・ソロはカーボン凍結されてジャバ・ザ・ハットのもとへ連れて行かれ… これほど"続きが気になる"3部作の2本目はないだろう。
『死霊のはらわたII』(1987年)
『死霊のはらわたII』より。
Renaissance Pictures
いろいろな意味で、この映画は"ごった煮"だ。
監督のサム・ライミは『死霊のはらわた』から多くの要素をこの続編に取り入れている。ただ、予算が増えたことで、特殊効果や特殊メイクはさらに良くなっている。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)
『ワイルド・スピード SKY MISSION』より。
Universal
ドウェイン・ジョンソンが存在感を放ち、ポール・ウォーカー最後の出演となったシリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』は、記憶に残るだけでなく、シリーズの次のフェーズのスタートになった作品だ。
『ゴッドファーザー PART II』(1974年)
『ゴッドファーザー PART II』より。
Paramount
マリオ・プーゾの同名小説をフランシス・フォード・コッポラが映画化した『ゴッドファーザー』は、史上最高の映画の1つだ。
そして、続編は1作目よりもさらに良かった。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より。
Warner Bros.
長い間、1981年の『マッドマックス2』がシリーズ一番の作品だった(ヒューマンガス様のことが嫌いな人などいるだろうか?)。
しかし、ジョージ・ミラーが34年ぶりにシリーズに復帰したことで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は前作を遥かに上回った。
『ネイバーズ2』(2016年)
『ネイバーズ2』より。
Chuck Zlotnick/Universal
コメディーの続編を成功させるのはものすごく難しいものだが、セス・ローゲンとプロデューサーのエバン・ゴールドバーグ、監督のニコラス・ストーラーはそれを成し遂げた。
『ロッキー2』(1979年)
『ロッキー2』より。
MGM/Netflix
『ロッキー2』ではロッキーとアポロが再び戦うが、そのエンディングは1作目よりもさらに素晴らしい。
『スパイダーマン2』(2004年)
『スパイダーマン2』より。
Sony
ドクター・オクトパスの登場やピーター・パーカーとメリー・ジェーンとのあやふやな関係も描いた『スパイダーマン2』は、観客がドラマ的な要素の加わった、やや複雑なスーパーヒーロー映画を楽しむ時代の土台を作った。
『スタートレックII カーンの逆襲』(1982年)
『スタートレックII カーンの逆襲』より。
Collider
子どもの頃、筆者はこの映画に驚かされた。
それはリカルド・モンタルバンの「胸」や、映画の冒頭でチェコフとテレルの耳に小さな生き物が入っていったからというだけではない。ドラマを重視しているこの映画では、必ずしも善人が勝つとは限らないということだ。
もちろん、スポックがエンタープライズ号の皆を助けるために自分を犠牲にするエンディングも素晴らしい。
『スーパーマンII 冒険篇』(1981年)
『スーパーマンII 冒険篇』より。
Warner Bros.
クリストファー・リーブスの『スーパーマン』の続編が素晴らしいのは、ゾッド将軍を演じたテレンス・スタンプのパフォーマンスのおかげだ。
『ターミネーター2』(1991年)
『ターミネーター2』より。
TriStar Pictures
1作目から7年後、物語を続けるためにジェームズ・キャメロンはアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンらとともに帰って来た。
ただ、今作でターミネーターはジョン・コナーを守らなければならなかった。それがこの映画を"アクションたっぷり"というだけでなく、感情を揺り動かす作品にした。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』より。
Marvel Studios
正直に答えてほしい。『マイティ・ソー バトルロイヤル』が公開されるまで、このシリーズにそれほど興味があっただろうか?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の中でも『マイティ・ソー』のシリーズはダーク過ぎて、ファンにとってあまり面白くなかったため、マーベル・スタジオはシリーズ3作目にして大幅な変更を加えた。タイカ・ワイティティ監督のおかげだ。
それが結果的にとても良かった。
『トップガン マーヴェリック』(2022年)
『トップガン マーヴェリック』より。
Paramount
素晴らしい"続編"は全てがオリジナルを上回らなければならない。ただ、1作目を上回る続編を作るには、全体のストーリーが強くなければならない。それが『トップガン マーヴェリック』の成し遂げたことだ。
1986年に公開された『トップガン』は傑作で、主演のトム・クルーズを大スターにした。そして今回は、監督のジョセフ・コシンスキーが前作からファンに愛された全ての要素を取り入れつつ、クルーズの"スタントはできるだけ自分でやる"というこだわりをフルに活用し、スリル満点の物語を生み出すことで、『トップガン マーヴェリック』という作品を作り上げた。
[原文:16 sequels that are better than the original movies]
(翻訳、編集:山口佳美)
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