AirPodsがなくなってしまったら? やるべきことをおさらいしよう。
撮影:小林優多郎
アップルの「AirPods」は、音楽、動画、ポッドキャストなどを楽しむのに非常に便利なアイテムだ。
しかし、小さなワイヤレス機器なので、外出先で使っていてうっかり置き忘れたり、部屋の中で見あたらなくなることもある。
そんなときは、アップルの「探す」アプリを使おう。このアプリを使うと、地図上でAirPodsの位置を特定することができる。
また、AirPodsから音を鳴らすことができ、見当たらないイヤホンを、音を頼りに見つけることもできる。
見つけるにはAirPodsのケースやイヤホンのバッテリーが残っている必要があるが、バッテリーが切れてしまったときでも、「探す」アプリは紛失したAirPodsを見つける助けになる。
なお、「探す」アプリを使えるiPhoneやiPadを持っていない場合は、Webサイトの「iCloud.com」にアクセスし、Apple IDとパスワードを入力してログインすれば、アプリと同様の機能を使うことができる。
「探す」アプリでAirPodsを探す方法
1. iPhoneやiPadなどの「設定」アプリを開いて、「探す」が有効になっていることを確認する。
2. 画面上部の自分の名前をタップして、Apple IDのページを表示させる。
3.メニューの「探す」をタップする。
iPhoneの「設定」アプリでは、「探す」アプリを有効化するなど、Apple IDに関する設定を行える。
画像:筆者によるスクリーンショット
4.「iPhoneを探す」が「オン」になっていることを確認する。
iPhoneの設定で「探す」が有効になっていることを確認できる。設定を変更する場合には、Apple IDとパスワードの入力が必要な場合がある。
画像:筆者によるスクリーンショット
オフになっている場合はタップして「iPhoneを探す」画面を表示し、右にあるスイッチをタップして緑色にすると「iPhoneを探す」が有効になる。
5.「探す」アプリをタップして起動する。
6. 画面下部の「デバイスを探す」をタップし、リストの中からAirPodsをタップする。
AirPodsのバッテリーが切れてしまった場合、「探す」アプリはAirPodsが最後にAppleデバイスと接続された時刻と場所を示す。充電が切れてもAirPodsを見つけるための手がかりとなる。
画像:筆者によるスクリーンショット
7. AirPodsのある位置、またはAirPodsがAppleデバイスに接続されていた最後の位置が地図上に表示される。
iCloud.comの「iPhoneを探す」を使ってAirPodsを探す方法
1. WebブラウザーでiCloud.comに移動し、Apple IDのでサインインする。
iCloud.comでは、ウェブブラウザーからApple IDに基づく情報の一部にアクセスできる。
画像:筆者によるスクリーンショット
2.「iPhoneを探す」アイコンをクリックする。
最初に、他のAppleデバイスに送信された6桁の番号を入力するよう求められる場合がある。その場合は番号を入力してから「iPhoneを探す」をクリックする。
3.「すべてのデバイス」の画面が表示され、地図上にデバイスの位置が示される。
Apple IDに紐付けられたAppleデバイスは「すべてのデバイス」に表示される。現在使っているものはもちろん、過去に使っていたものも削除するまで表示されることがある。
画像:筆者によるスクリーンショット
「すべてのデバイス」の右にある「V」をクリックしてドロップダウンメニューを呼び出し、AirPodsを選択すると、AirPodsがある位置や最後に確認した場所を表示する。
AirPods本体から位置を知らせる音を鳴らす方法
AirPodsがAppleデバイスの近くにあることが分かっていて、Bluetoothに接続されているなら、AirPodsから音を鳴らして探すことができる。部屋の中でイヤホンの片方だけ見つからないというような場合に便利だ。
「探す」アプリの「デバイスを探す」またはiCloud.comの「すべてのデバイス」に表示されているデバイスのリストからAirPodsを選択して、「サウンドを再生」を選択すればいい。
バラバラになったAirPodsの探し方
AirPodsが左右別々になっている場合、「探す」アプリやiCloud.comの地図には、一度に片方の位置しか表示されない。
片方のイヤホンだけを探す場合は、手元にあるイヤホンをマップ上で確認した後、AirPodsのケースに入れる。地図を更新すると、行方不明のイヤホンの情報が表示される。
AirPodsのケースの探し方
残念ながら「探す」アプリはAirPodsのイヤホン本体の位置のみを追跡しており、ケースの位置は追跡しない。
位置確認のための音もイヤホンから鳴る。ケース自体にはスピーカーがないため、ケースが音を鳴らすことはできない。
ただし、AirTagやTileなどのトラッキングデバイスをAirPodsのケースに装着することで、イヤホンとは別にケースの位置を追跡することができる。
AirPodsが見つからないと表示されたとき
AirPodsがオンラインに戻ると、「探す」アプリが通知してくれる。
画像:編集部によるスクリーンショット
AirPodsの位置が遠すぎる場合、あるいは、バッテリーすべてなくなった場合、「探す」アプリにはAirPodsが最後に確認された位置が表示されるか、「位置情報が見つかりません」または「オフライン」と表示されることがある。
AirPods(「AirPods (第3世代)」「AirPods Pro」「AirPods Max」の場合)がオンラインに戻ると、「探す」アプリで通知が届く。