シェリル・サンドバーグ(左)とマーク・ザッカーバーグ。2021年7月8日、アイダホ州で開かれたサンバレー会議で。
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- シェリル・サンドバーグがMetaのCOOを退任することを発表した。
- 彼女は、マーク・ザッカーバーグCEOと設定した「プロセス」についての投稿を公開した。
- サンドバーグはその中で、ザッカーバーグと共有したコラボレーション、親密さ、率直なフィードバックを強調した。
シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)が、ソーシャルメディア大手のMeta(メタ)で14年間務めた最高執行責任者(COO)の職を退くことになった。退任を発表したFacebookの投稿で彼女は、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)CEOと設定した仕事の「プロセス」について書いている。
「マークには3つのことをお願いした。それは、隣に座ること、毎週1対1のミーティングをすること、そして私が何かを失敗したと思ったら率直なフィードバックをくれること」とサンドバーグは書いている。
サンドバーグは「すべての課題をすぐに解決しようとする」のではなく、新しい上司と「正しいプロセスを設定する」ように勧めたのは、亡くなった夫のデイブ・ゴールドバーグ(Dave Goldberg,)だったと書いている。
ザッカーバーグCEOは3つの要求に同意し、さらに「フィードバックは相互でなければならない」と付け加えたという。
「今日に至るまで、彼はその約束を守ってくれている」とサンドバーグは書いている。「私たちは今でも隣に座って(COVID対策は大丈夫)、毎週1対1で会い、すぐにフィードバックしている」
2008年にFacebookに入社する前、サンドバーグはグーグル(Google)の幹部だった。彼女がザッカーバーグに初めて会ったのは、CheggのCEOであるダン・ローゼンズヴァイク(Dan Rosensweig)が主催したパーティーだった。
サンドバーグは「Facebookを試しに使ってみた。それでもインターネットは面白い写真を検索するために匿名で使う場所だと思っていた」と書いている。
「マークの人々がつながるためには本当の自分をオンラインに置くべきだという信念がとても魅力的に思えたので、私たちはドアのそばに立って、夜通し話をした。後でダンに、私はあのパーティーで新しい人生を手に入れたけど、一杯も飲まなかったから、私に借りができたねと言ったの」
サンドバーグは、当初はFacebookには5年居るつもりだったと書いている。
「私の人生の重要な瞬間、最高の時も、最低の時も、私はマークを頼る必要はなかった。なぜなら、彼は常にそこにいたから」
[原文:Sheryl Sandberg reveals the 3 demands she made of Mark Zuckerberg when she joined the company]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)