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コロナ禍で社会に定着した在宅ワークという働き方。自宅や出先のカフェなどから、イヤフォンを装着してオンライン会議に参加するのは、すっかり当たり前の風景になった。
ただ、長時間のイヤフォン装着は耳への負担が心配だ。特に、耳栓のようなイヤーピースを耳の奥に差し込んで密閉するカナル型のイヤフォンでは、圧迫による疲れや痛みを感じてしまう人も少なくない。
そこで、今回は「耳が疲れにくい」特徴を持ち、長時間のオンライン会議などにも最適なイヤフォン4製品を紹介する。
骨伝導イヤフォンの定番メーカーによる最新モデル
「Shokz(旧AfterShokz) OpenRun」は頬骨を通して振動を送り、鼓膜を迂回して内耳に直接、音を伝える骨伝導の技術を利用したワイヤレスイヤフォンだ。
本体重量がわずか26gと軽量で、装着しても耳穴をふさがないため、長時間の使用でも快適なことが特長。使用中でも周囲の環境音を聞くことができるので、来訪者のドアチャイムやクルマの走行音などに気付きやすいのもメリットとなる。
製品名からも分かるとおり、ランニングなどスポーツ時の使用が想定されており、ネックバンド型のチタンフレームはしっかりとしたフィット感。ジムでの筋トレ中などでも、使用中に本体が外れてしまう心配はない。IP67の防塵・防水仕様になっていて、水しぶきや汗、ちょっとした雨にも安心だ。
もちろん、スポーツだけでなくオンライン会議でも快適に使用できる。
クリアな音声を相手に届けるノイズキャンセリング対応マイクを内蔵。バッテリー駆動時間は約8時間で、10分間の充電で最大1.5時間使用可能になる急速充電に対応。急に予定に入った会議でも慌てなくていい。
コンパクトで“穴の開いた”完全ワイヤレスイヤフォン
「ソニー LinkBuds WF-L900」は、中央に穴が開いたリング型のドライバーユニットが目を引く完全ワイヤレスイヤフォン。リング部分を耳穴の上にかぶせ、シリコン製のフィッティングサポーターを耳のくぼみに押し込むようにして装着する仕組みだ。
装着時は耳穴の上に本体があるものの、穴が開いていることで耳穴をふさいでしまわないため、圧迫感はない。また、片耳4.1gという軽量さにより、長時間の使用でも快適。本体と充電ケースのサイズもコンパクトで、持ち運びもしやすい。
内蔵マイクによる通話では、AI技術で周囲の環境ノイズを低減する技術を採用。騒がしい場所で話していても、クリアな声を相手に届けることができる。装着した耳の周辺をタップしても音量調整や再生・一時停止などのコントロールが可能になる機能など、使い勝手も良い。
本体やケース外装部分などに再生プラスチックを使用しており、プラスチックフリーなどで環境に配慮した製品パッケージも特長だ。
アクセサリーのように使える完全ワイヤレスイヤフォン
耳を挟み込むようにして装着するイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤフォンが「ambie sound earcuffs AM-TW01」だ。
装着時に耳穴をふさがず、長時間の使用でも快適で、周囲の環境音を聞くこともできる。片耳4.2gと軽量で外れにくいため、スポーツ時の使用でも安心。丸みを帯びたフォルムで、アクセサリーのような見た目も特長だ。
マイクを内蔵し、連続再生時間は最大約6時間。本体は、IPX5の防水性能も備えている。
スピーカー内蔵のメガネ型ウェアラブル
テンプル部分にスピーカーを内蔵するアイウェアである「HUAWEI Eyewear」。製品ジャンルとしてはイヤフォンではなく、ウェアラブルデバイスに分類されるが、耳穴をふさがずに音を聞けるという特長を持つため、選択肢になり得る。マイクも内蔵しており、オンライン会議などにも使える。
一般的なセルフレームのメガネとそれほど変わらない重量(約37.6~39.1g)のため、通常のメガネに近い感覚で着用できるのが魅力。連続通話はフル充電の状態で約4.5時間(音楽再生は約6時間)。IPX4の生活防水仕様で、汗などにも安心だ。
デザインはウェリントン型ハーフリム、ウェリントン型フルリム、ボストン型フルリム(Amazon.co.jp限定)の3種類。OWNDAYSの店舗やオンラインストアでは、レンズ交換(有料)を依頼することも可能だ。
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(文・加藤肇)