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隔週10分でOK。3年後になりたい自分を言語化できる「キャリアワークアウト」のすすめ

プロティアン思考術

Syda Productions/Shutterstock

ビジネスパーソンのキャリアに関して、不思議だなと常々思っていることが一つあります。

それは、最も大切なキャリア形成について考えるきっかけが、1年に1回しかないことです。新人研修、3年次研修、選抜研修、階層別研修、管理職研修など、企業で実施されるキャリア研修の多くが、1年に1度のイベントなのです。

これに慣れてしまっているとあまり違和感を感じないかもしれませんが、例えば体を動かすワークアウトを考えてみてください。

ヨガ、ピラティス、筋トレ、ランニングなどは、(理想的には)少なくとも週に1〜2回のペースで継続するものですよね。それも、会社が「研修」と称して機会を用意してくれなくても、自分で主体的に取り組んで、習慣化していますよね。

主体的に継続するからこそ、「疲れがたまってきているな」「今日は身体の調子がいいな」というように、身体コンディションに気がつくのです。

キャリアは結果ではなく、状態(=コンディション)です。

より良いキャリアを形成していきたいのであれば、常日頃から「キャリアコンディション」を整えていくことが欠かせないのです。

“キャリアの筋トレ”に効く2つのワークアウト

本連載でも繰り返しご紹介してきたキャリア自律の最新知見「プロティアン・キャリア論」を通じて、組織内キャリアから自律型キャリアへのDXならぬCX(=キャリアトランスフォーメーション)の大切さはご理解いただけていると思います。

つまり、キャリアについてのナレッジ(=認識)はもう十分に培われているので、次のステップは、キャリアについてのアクション(=行動)です。

私は、自分のキャリアに定期的に向き合い、より良い状態を自分でつくり、維持していく手法を「キャリアワークアウト」と呼んでいます。

キャリアワークアウトは、大きく2つに分類できます。1つは、企業が組織として取り組むべき企業内キャリアワークアウト。もう1つは、個人が自ら取り組むセルフキャリアワークアウトです。

企業内キャリアワークアウト:メンバー同士で思いを共有

まず企業内キャリアワークアウトの理想的な進め方をご紹介します。

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