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[ BUSINESS INSIDER JAPAN Special Feature ]

人と企業の価値を、デジタルで高める

新しい顧客体験をつくるための組織づくり。電通デジタル流「ワンチーム」とは

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クライアントが抱える課題に対し、プランニングからクリエイティブまで各分野のプロフェッショナルが一体となり、一連のソリューションを提供する。それが電通デジタルの強みだ。CXトランスフォーメーション部門においても、事業部を横断してチームを編成。戦略策定から顧客体験を俯瞰して描くUXデザインまで、クライアントも含めた「ワンチーム」で、徹底した利用者視点に基づいたソリューションを提供している。

なぜそのような方針を取っているのか。なぜそのようなチームワークが可能なのか。

あるプロジェクトに参加した、CXトランスフォーメーション部門のプロジェクトマネージャー、コミュニケーション/ストラテジックプランナー、アートディレクターの3人が語り合った。そこから見えてくる電通デジタルのカルチャーとは?

多様性がチームを強くする

亀和田 慧太氏

亀和田 慧太(かめわだ・けいた)CXトランスフォーメーション部門 CX/UXデザイン事業部 エクスペリエンスデザイン第2グループ グループマネージャー。大手SIer、デザインコンサルティング会社を経て電通デジタル入社。定性/定量リサーチや、サービスデザイン、UIデザイン、組織開発などに従事。HCD-Net認定 人間中心設計専門家。人間中心設計推進機構、マーケティング学会、デザイン学会、サービス学会、各会員。

某社のブランド開発とUI/UXデザインのプロジェクト──。

集まったのは、CX/UXデザイン事業部のグループマネージャー・亀和田慧太氏、CX戦略プランニング第2事業部のコミュニケーション/ストラテジックプランナー・中村宗一郎氏。そして、ブランドやサービスを実際にビジュアルに落とし込むなど、UX開発を担当する、CXクリエイティブ事業部のアートディレクター・栗原志帆氏だ。

亀和田氏は、UXのプロジェクトマネージャー、コンサルタントとして、ブランド開発やUI/UX開発のプロジェクト全体を統括。中村氏は、クライアントが持つ本質的な課題の解決、商品提供価値の定義、そしてそれをどう世の中にコミュニケーションとして届けるかを策定する。栗原氏は、デザイナーとしてブランドやネーミング開発、画面のデザインなど、実際にビジュアルに落とし込むUI/UX開発を担当している。

プロジェクトマネジメントを担当する亀和田氏はこう話す。

「今回は幅広い領域を横断するプロジェクトなので、それに応じた職能のメンバーがアサインされています。一気通貫でクライアントの課題に応えるために、チーム内のフラットな関係性がカギを握る案件でした」(亀和田氏)

中村宗一郎氏

中村宗一郎(なかむら・そういちろう)CXトランスフォーメーション部門 CX戦略プランニング第2事業部 CX戦略プランニング第5グループ(グローバルビジネス部門 ソリューション事業部主所属)。電通、そして旧電通アイソバーから合流したコミュニケーション/ストラテジックプランナー。入社以来、現在に至るまでマーケティング関連の部署に所属。マーケティング/コミュニケーション施策の戦略立案および顧客体験設計の策定から、クリエイティブを含めた実装・実現のエグゼキューションまで、ワンストップで担当。現在は、日系企業のグローバル案件や外資系企業を中心とした国内外のプロジェクトに従事。

CX部門の強みは、職能の違うプロフェッショナルが集まる点にある。経営戦略、ブランディング、サービス開発…と、クライアントによって抱える課題はさまざまだが、電通デジタルは「異能集団」の多様性を武器に、チームで課題解決に当たる。

「仕事のスタイルが職能ごとの“バケツリレー型”ではなく、プランニングからクリエイティブまでワンストップで行う“ワンテーブル型”に変化したことで、チーム内でコラボレーションが生まれやすくなりました」(中村氏)

職域や立場による垣根がないのは社内に限った話ではない。亀和田氏はクライアントまで含めてワンチームだと感じている。

「プロフェッショナルなメンバーが集まっていることに加えて、その職能や立場が溶けていく感じが電通デジタルにはあります。『ワンチーム』と言っても、往々にしてUX担当、ブランド担当、マーケティング担当…といった職能ごとに、あるいは、クライアントとパートナーといった立場ごとに境界線が引かれてしまいがち。もちろん最終的には職能や立場が消えることはないのですが、少なくとも密な議論や対話、ワークショップなどを行う時は、互いに垣根がない状態でアイデアを発散したり、率直に意見を言えたりできるんです」(亀和田氏)

電通デジタルに入社して3カ月の栗原氏も、チーム内のフラットな関係性が仕事のしやすさにつながっていると話す。

「顧客体験をデザインするには、役職に関係なく誰でも一利用者の視点でどんどんアイデアを出せる環境が必要なので、そういった点で電通デジタルはとても仕事がしやすいです。ストラテジストやコピーライターと一緒に進めることが、UI/UXデザインがうまくいくための秘訣だと思っています」(栗原氏)

栗原志帆氏

栗原志帆(くりはら・しほ)CXトランスフォーメーション部門 CXクリエイティブ事業部 クリエイティブ第1グループ アートディレクター。外資広告代理店でグラフィックやTVCM等マスを中心にアートディレクションを経験した後、電通デジタルに入社。化粧品や消費剤、アパレル中心にweb動画やSNSなどのアウトプットの幅を広げている。

栗原氏は外資系の広告代理店、クリエイティブエージェンシーなどを経て、電通デジタルに入社した。現在は全社的にリモートワークが中心となっているため、亀和田氏、中村氏と対面するのはインタビュー当日が初めて。

「対面していなくても全く距離を感じませんでした。毎日、オンラインで雑談の時間があり、上司にも『こういうことがしたい』とざっくばらんに伝えられる空気があります。このチームにアサインされたのも、サービスをつくるUI/UXからブランディングまで一貫したアートディレクションをしたいという私の志向に合っていたからだと思います」(栗原氏)

栗原氏は電通デジタルの密度の濃い仕事の進め方にも魅力を感じている。15分、30分の短い打ち合わせを設定することが多く、しかも出席者が事前に準備して挑むため短時間でも内容の充実度が高く、プロジェクトの進行にスピード感があるという。

こうしたチーム力の背景には多様なバックグラウンドを歓迎するカルチャーがある。

亀和田氏は、BTC(Business × Technology × Creative)を一通り横断した経歴の持ち主だ。新卒でSIerに入社。テクノロジーを追究する中で顧客視点の重要性を意識するようになり、UX系の企業を経て電通デジタルに入社した。現在はビジネス視点も取り入れながら、UXデザインやマーケティングの領域に取り組んでいる。さらに、自身の活動として、それらの領域の論文を書き、学会で発表。実務とアカデミアを行き来することで相乗効果を生み出す。電通デジタルには、そうした業務外活動を応援する風土がある。

「『多様性がイノベーションを生む』とよく言われますが、本当にその通り。さまざまなバックグラウンドや経験、専門性を持っているチームであるほど、新しい考え方や発見が生まれるし、納得感を生む。多様性のある組織からイノベーションが生まれる理由は、そこにあると考えています」(中村氏)

そう語る中村氏自身は、インターナショナルスクール出身。電通入社時からグローバルに課題を解決できるマーケター、ストラテジストになりたいと、グローバルデジタルエージェンシーである旧電通アイソバー(2021年7月、電通デジタルと合併)に出向した。

能力を存分に生かすチーミング

電通デジタルの中村宗一郎氏

幅広い領域の専門家が集まる電通デジタルで、一人ひとりを生かす環境はどう作っているのか。

「プロジェクトマネージャーはメンバーのナレッジを把握するため、全社や事業部横断のナレッジ共有会などに参加したり、コミュニケーションツール上での専門分野に関する投稿を確認したりと、常にアンテナを張っています」(亀和田氏)

さらに亀和田氏は、メンバーのバックグラウンドや仕事観にも触れつつスキルを共有する会を2021年から立ち上げるなど、組織が拡大して社員数が増え続ける環境でも、一人ひとりのキャリアや志向を汲み取るべく活動している。

「プロジェクトマネージャーとして、メンバーの感性を極力大事にしたいと考えています。たとえば新卒入社で業務経験がなくても、その人ならではの切り口があるはず。一見、業務とは関係ないようなアイデアでも『もしかしたらあのプロジェクトに生きてくるんじゃないか』ということもある。そういった切り口を少しでも見付けられたらと思っています」(亀和田氏)

注目しているのは、スキルだけではない。個人のキャラクターにも注目しているし、それが仕事に生きることもある。

「業務におけるスキルの共有だけでなく、何に興味があるか、パーソナルな面も含めて共有できていて、それが仕事に結びつくこともありますね。適材適所の編成ができています」(中村氏)

社内には色々な人がいる。その中でも共通しているのは「考えることが好きな人が多い」と中村氏は話す。

「なぜそういう思いに至ったのだろう、こうしたらどんな反応になるだろうなどと考えることが得意な人が多い。そして“想像力”と“実行力”がある。

顧客体験を設計するためには、利用者視点に基づいてどういう体験をすればより便利に、より豊かな生活になるか、点ではなくストーリーで語れるようにしなければなりません。そのために必要なのが想像する力。それを理想論や机上の空論だけで終わらせるのではなく、実行して体験を実際に作っていくアウトプットまでをイメージしながらチームで実現していく、というところに電通デジタルの強みがあります」(中村氏)

「才能よりチャレンジを褒める会社」

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最後に、電通デジタルおよびCXトランスフォーメーション部門を目指す人へのメッセージを問うと、3人とも「チャレンジ」という言葉を使って表現した。

「UXやDXに限らずですが、デジタル領域はまだ正解と言える定義やアプローチ、方法論が定まっていない状況です。そうした分野にチャレンジしてみたい、開拓していきたいという方に合っている会社だと思います」(亀和田氏)

デザイナーの栗原氏は、マス広告だけではできないことが増えてきたと感じる中で、UXに興味を持って電通デジタルに入社した。

「UX分野の経験はありませんでしたが、それでも自分の経験や強みを生かす場所があり、勉強できる環境もある。どんなバックグラウンドの方でも、チャレンジできる会社だと思っています」(栗原氏)

中村氏は、チャレンジする人の背中を押すカルチャーが社内にあると話す。

「電通デジタルには、才能を褒めるよりもチャレンジすることを褒めるカルチャーがあります。電通デジタル自体、『人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。』というパーパスを掲げ、『人と企業の関係性をアップデートし、企業の価値を高め、その先にあるより良い世界を創っていく』ということにチャレンジしている。その想いに共感し一緒にチャレンジしたい方が切磋琢磨できる会社です」(中村氏)


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松井氏、田川氏、佐藤氏

「ビジネス×体験×テクノロジー」電通デジタルに聞く、企業変革の具現化に必要な3つの視点

コロナ禍以降、企業がDXを急いでいる。だが、全体を把握することも、部分ごとの理解も難しいのがDXだ。本当に有効なDXとはどのようなものなのか。ビジネス、顧客体験(CX)、テクノロジーの3分野で企業変革に挑む電通デジタルの次世代リーダーたちに話を聞いた。

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57あたり

「転職して以来、フルリモート」でも組織に馴染むには?電通デジタルに聞く「中途入社の壁」を打ち破る方法

転職は一般的になったのに、新しい仕事に、チームに、会社に馴染むことの難度は上がっている。リモートワークが増えているからだ。企業は中途入社者をどう迎え、どう活躍してもらえばよいのか。積極採用中の電通デジタルに、「新しい組織に馴染むための秘訣」を聞いた。

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