【実機】新型「MacBook Air」はMacBook Pro似…アップル本社で触ってみた

MacBook Air

アップルは新型「MacBook Air」を発表した。

撮影:西田宗千佳

アップルの開発者会議「WWDC 2022」が6月6日(現地時間)にスタートした。

基調講演の中で、新しいAppleシリコンである「M2」を使った新型「MacBook Air」と「13インチ MacBook Pro」が発表になった。発売は7月。MacBook Airの価格は16万4800円からの予定だ。

MacBook Airの概要

発売は7月を予定。

撮影:西田宗千佳

そのうちMacBook Airについては、基調講演後、アップル本社である「Apple Park」内のスティーブ・ジョブズ・シアターで実機のハンズオンが実施された。外観を中心に速報をお送りする。

Apple Park

今回のイベントは「Apple Park」ことアップル本社内で行われ、参加者は社内を歩いて移動した。

撮影:西田宗千佳

スティーブ・ジョブズ・シアター

ハンズオンは、iPhoneの発表会などに使われる「スティーブ・ジョブズ・シアター」で行われた。

撮影:西田宗千佳

Tim Cook

ハンズオン会場にはティム・クックCEOもやってきた。

撮影:西田宗千佳

カラーは4色、MacBook Proに合わせたデザインへ

「M2」の概要

新しいAppleシリコン「M2」の概要。

撮影:西田宗千佳

冒頭で述べたように新しいMacBook Airは、プロセッサーとして、新しい世代である「M2」を採用することが大きな違いだ。

CPUコア性能が新しい世代になって向上し、メインメモリーの帯域が倍になっている。

M2のメモリー容量

M2で搭載できるメモリー。

撮影:西田宗千佳

今回はあくまで外観のチェックで、ベンチマークなどは実行できていない。だが、4色すべてをチェックできた。

MacBook Airは「薄い」デザインが特徴で、アップルは「世界で最も支持されているノートブック」と説明している。

旧モデルは前端が絞られた少し丸みのある形状だった。

それが14インチ、16インチのMacBook Proからより四角いイメージになったのだが、新MacBook Airも多少四角い感じに変わっている。

新旧MacBook Air

左が旧モデル、右が新モデルのMacBook Air。同じようでイメージがけっこう変わった。

撮影:西田宗千佳

MacBook Airが並んでいる様子

「薄さ」を強調した展示。

撮影:西田宗千佳

今回の新モデルは、「ミッドナイト」「スペースグレイ」「スターライト」「シルバー」の4色。

ミッドナイトはより黒く、スターライトはシルバーに少し黄色い色味がかかった感じだ。筆者の個人的な印象で言えば、ミッドナイトとスターライトはどちらも好みではある。

ミッドナイト

新色の「ミッドナイト」。

撮影:西田宗千佳

スターライト

同じく新色の「スターライト」。

撮影:西田宗千佳

シルバー

「シルバー」。

撮影:西田宗千佳

スペースグレイ

「スペースグレイ」。

撮影:西田宗千佳

キーボードも、最新のMacBook Proに使われているものと同じ形になった。ファンクションキーまわりもフルサイズだ。

キーボード

キーボードはMacBook Proと同様のデザインに。

撮影:西田宗千佳

ディスプレイは13.3インチから13.6インチへとサイズアップしている。これは、ディスプレイ周辺の「ベゼル」が細くなったためだ。

一方で、ディスプレイ上部にはカメラが搭載される部分に「ノッチ(切り欠き)」ができている。この点もMacBook Proと同じだ。カメラは1080p対応で、旧MacBook Airと比較した場合、暗所性能が2倍になっている。

インターフェイス周りにも変更が加えられている。

電源のために「MagSafe 3」が搭載され、それとは別にThunderbolt 3/USB4端子が2つあり、並んでいる。電源のためにThunderbolt 3を1つ占有されなくなる、と考えると、拡張性には余裕が増した、とも言える。

Thunderbolt 3

電源用の「MagSafe 3」が搭載され、Thunderbolt 3端子が2つ。

撮影:西田宗千佳

なお、反対側には3.5mmのヘッドホン端子のみがある。

ヘッドホン端子

反対側はヘッドホンのみ。

撮影:西田宗千佳

底面

底面デザインも刷新。

撮影:西田宗千佳

こうしたところを見ると、新MacBook Airは全体的に「2021年モデルのMacBook Pro」で登場したトレンドを踏襲したモデルになっている、といっていい。

「2ポートのUSB-C電源アダプタ」が登場

もう一つの変化は「電源」だ。

MagSafe 3対応になっているのだが、ケーブル自体はMacBook Proのものと同じで、「USB Type-CからMagSafe 3」への専用ケーブルになっている。

ただ、付属するACアダプターも変わった。

30Wで1ポートのものもあるが、新しく35Wで2ポートのものも登場したのだ。こちらはかなり小さく軽い。8コアGPUのモデルには30Wのものが付属し、10コアGPUのものには2ポートのものが付属するという。

充電

35Wの2ポート電源アダプターと、MagSafe 3の電源ケーブル。

撮影:西田宗千佳

ただし、高速充電するにはMacBook Proで使われている、67Wタイプの充電器が必要になるとのことだ。

(文、撮影・西田宗千佳、編集・小林優多郎

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