無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


M2チップ搭載、新型「MacBook Air」は何が違うのか…価格16万4800円から、7月発売

mba

出典:アップル

アップルは日本時間6月7日から開催中の開発者向けイベント「WWDC22」で、第2世代となる新たな半導体「Apple M2」と、M2を搭載する新型MacBook Airを発表した。

ボディーは完全新設計のデザインで、価格は16万4800円から。発売予定は7月。

M2搭載モデルとしては、13インチのMacBook Proも同時発表されたが、仕様・価格面では必ずしも「AirよりもProが上位」とも言い切れない、不思議なヒエラルキーになっている。

ここでは新型Airを中心に解説していく。

新型MacBook Airは何が違うのか

新型MacBook Airは、現時点で、第2世代の「M2チップ」を搭載するモデルのなかで、少なくとも現時点では、最も新しいデザインと最新の仕様を持ったMacという立ち位置になっている。

デザインはMacBook Pro 14/16インチモデルに近づいた

M2搭載新型MacBook Air

出典:アップル

一新されたデザインは、従来の手前にいくにしたがって薄くなるウェッジシェイプ的なデザインから、現行のMacBook Proのようなデザインに変わった。

ただし、幅・奥行きともにほぼ同じサイズのMacBook Pro 14インチモデルに比べて4.2mm薄い、11.3mmに仕上げられている。

最新のM2チップ搭載、ビデオ編集が1.4倍高速に

m2

出典:アップル

新発表された第2世代のMシリーズチップとなる「Apple M2」。性能やチップの設計による性能向上にはまだ不明な部分が多いが、M1比でビデオ編集の性能で1.4倍というのがアップル公式発表だ。

また細かな点では、エントリーモデルのコア数自体も、M2版Airの方が余裕がある。M1版Airが現行機ではCPU8コア/GPU7コア(現行機種)だが、M2版Airでは最廉価モデルでも、CPU/GPUともに8コアになっている。

MagSafeがAirにも復活

M2搭載新型MacBook Air

出典:アップル

MacBook Pro 14/16インチモデルで「復活」した、磁石で吸着する充電端子「MagSafe 3」がAirにも採用。また、新たに67WのACアダプターのUSB Type-Cアダプターを使うことで高速充電も可能に。

新しいTouch ID対応キーボード

M2版MacBook Airのキーボード

出典:アップル

従来のAirのキーボードと異なり、Proシリーズと同様の大きなファンクションキーと、指紋認証「Touch ID」を搭載するキーボードに変更されている。

ディスプレイは13.6インチ

M2搭載新型MacBook Air

出典:アップル

新型Airは、従来のM1版Airの13インチから少し大きくなった「13.6インチ」の広色域P3対応のRetinaディスプレイを搭載。解像度は2560×1664ドット。ただし、最新のProシリーズと同様にカメラ部分に切り欠きがあるタイプになっている(写真でも確認できる)。

また、ビデオ会議の必須装備になったカメラは、M1版Airからグレードアップして1080pのFaceTime HDカメラになっている(M1版では解像度が1段低い720pだった)

カラバリは4色…ブラックに近い「ミッドナイト」も

M2搭載新型MacBook Air

出典:アップル

Proに比べるとカジュアルな機種という位置付けのAirは、4色の本体色(ミッドナイト、スターライト、スペースグレイ、シルバー)で展開。

ミッドナイトは、従来のスペースグレイよりもっと「ブラック」に近いようだ(詳細は別途、実機のレポートでお伝えする)

メモリーは最大24GBに

spec

出典:アップル公式比較ページより

従来のM1チップ搭載機の最大の課題だったメモリー容量は、M2チップでは最大24GBになった。クリエイティブ作業や動画編集などで、余裕をもった動作ができるようになる。

拡張端子はUSB Type-C×2と変わりないが、実用性が向上

M2搭載新型MacBook Air

出典:アップル

USB Type-Cを2機搭載することは従来のM1版Airから変更ないが、MagSafeでの充電ができることで「充電中でも両方のUSB Type-Cが自由に使える」ようになっている。

バッテリー駆動時間はM1版Airと同じ

battery

出典:アップル公式比較ページより

無線インターネット使用時で、「最大15時間」でM1版Airから変わらず。バッテリー容量自体少し増えていることを考えると、システム全体の電力消費は(大画面化のせいもあってか)やや増えているのかもしれない。

微妙な立ち位置になって「新登場」したM2版MacBook Pro 13

M2搭載新型MacBook Pro

出典:アップル

デザインも一新し、搭載チップも変わった新型MacBook Airに比べて、微妙な立ち位置で登場したのが、M2を搭載したもう1つの「新製品」、MacBook Pro 13インチモデルだ。

見たところ、デザインは従来型のPro 13を踏襲し、また最新のMacBook Pro14/16インチモデルからはなくなったタッチパネルキーボード「Touch Bar」も搭載されている。

興味深いのは、M2チップの性能をPro 13とAirとで同じに揃えると、わずか2000円ながらProの方が価格が安くなる(17万8800円。最廉価モデル)。

では、「Proのコストパフォーマンスが高いのか」というと、それも微妙だ。

Proの方が画面サイズは少し小さい(13.3インチ)し、デザイン的な新鮮味もない。

アップル公式の比較表をみるとマイク性能が高いなどの違いはあるが、逆に言えばその程度でしかない。

そういう背景から、アップルのプレスリリースでも、MacBook Airのリリース文の後半で紹介される程度だったと考えられる。

(文・伊藤有

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み