Noam Galai/Contributor/Getty Images and Rachel Askinasi/Insider
- 筆者はアメリカで人気の料理研究家アイナ・ガーテン氏の「グリルドチーズ・サンドイッチ」のレシピを試してみた。
- ディジョンマスタードと3種類のチーズを使うだけあって、風味豊かに仕上がった。
- とろとろのチーズは、子どもの頃に食べたランチを思い出させた。
アイナ・ガーテン氏の「グリルドチーズ・サンドイッチ」は大人も満足する一品
料理研究家のアイナ・ガーテン氏。
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「裸足の伯爵夫人」と言えば、美味しくて寛いだ、心温まる、利用しやすいレシピの代名詞だ。そのレシピの中に「究極のグリルドチーズ・サンドイッチ」があると知り、筆者は早速試してみることにした。
ガーテン氏のレシピはとても詳しく書かれていて、特定のブランドの材料が挙げられていることもある。筆者はガーテン氏の味を再現するため、今回はできるだけレシピに忠実に作ることを心がけた。
材料は10
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「究極のグリルドチーズ・サンドイッチ」(6人分)を作るのに必要なのは:
- 厚切りベーコン 12切れ
- 「美味しい」マヨネーズ 1カップ
- ディジョンマスタード 1/4カップ
- 削りたてのパルメザンチーズ 1/4カップ
- コーシャーソルト 小さじ1と1/2
- 挽きたての黒コショウ 小さじ1/2
- 食パン(天然酵母を使ったものでも可) 12切れ
- 有塩バター 大さじ6
- グリュイエールまたはコンテチーズ 170グラム
- チェダーチーズ(極細) 170グラム
ちなみに、チーズを削るためのチーズグレーターやベーコンを調理するための金網台などがあると便利だ(ただ、筆者は後者を持っていなかった)。
まずはベーコンから調理開始
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レシピには、ベーコンを天板の上の金網台に乗せて約200度のオーブンで焼くとある。
我が家には金網台がなかったので、過去に習得したあるトリックを使うことにした。天板にクッキングシートを敷くやり方だ。
今回はカリカリにするというよりは、肉の食感を残したかったので、ベーコンの色が全体的に茶色くなって、端が少し丸まってきたところでオーブンから取り出した。使用するオーブンによってベーコンの状態は急速に変わるので、調理中は目を離さないことをお薦めする。
次にチーズとマスタードのスプレッドを作る
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ガーテン氏のレシピに従って、まずはパルミジャーノ・レッジャーノを削り、マヨネーズとディジョンマスタード、塩、コショウと合わせた。
ただ、筆者はディジョンマスタードが大好きなので、レシピ通りに作った後、味を見てから小さじ1を追加した。
次はチーズの番だ
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ガーテン氏は専用のブレード付きのフードプロセッサーを使うとレシピに書いていたが、これも我が家の小さなキッチンにはないツールだった。代わりに箱型のチーズグレーターを使った… 労力は多少必要になるが、チーズは問題なく削れた。
準備が整ったら、いよいよサンドイッチ作り
材料を順番に挟んでいく。左から、パンにバターとスプレッドを塗る→その上にベーコンを並べる→その上にチーズをかける。
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筆者は天然酵母のパンを使うことにした。ガーテン氏のレシピ通り、全てのパンの表にバターを薄く塗ったら、ひっくり返してその裏に先に作っておいたチーズのスプレッドをたっぷり塗る。
「端まで丁寧に!」とガーテン氏はアドバイスしている。
パンを2枚1組にして、1枚にベーコンを並べてチーズをかけたら、もう1枚を上に重ねて挟む。
ガーテン氏はホットサンドメーカーを使うとレシピで紹介しているが、我が家にはなかったので"独自のやり方"を編み出した
うちにあった一番重い缶詰を使った。
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ホットサンドメーカーを使えば、両面がしっかり焼ける。
そこで筆者は小さめのフライパンを十分に熱してからサンドイッチの上に載せ、大きなトマト缶を重石として使った。そうすることで、ホットサンドメーカーを使ったような仕上がりに。
シンプルとは言えないレシピ… でもミスをする余地はほとんどなく、簡単に作ることができた
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ガーテン氏のレシピは指示が的確で、当てずっぽうでやる余地はほぼない… 料理に不慣れな人にとっては大きな安心だ。
もちろん、このレシピをもとに自分の好みに合わせて材料を変えてもいい。
個人的にはベーコンをオーブンで焼いたり、複数の材料を混ぜてスプレッドを作ったり、チーズを自分で削ったりと、作るのにやや手間がかかるところが残念だった。
ただ、子どもの頃から慣れ親しんできた定番料理を大人向けの一皿に変えてみたいと思っている人にはぴったりだ。
次に作る時は、筆者なら恐らくチェダーチーズとグリュイエールを削らずに、スライスされたものを使うだろう。それぞれのチーズを削って合わせたことで、かえって風味がよく分からなくなってしまったように感じたからだ。
一方、厚切りベーコンの食感はとても良かった。筆者が使ったクッキングシートのトリックはお薦めだ。わたしのようにベーコンをカリカリにして食べるのが好きだという人にもぜひ試してもらいたい。
パン、チーズ、ノスタルジー… 手間はかかるけれど、このサンドイッチにはわたしが求めていた全てが揃っていた。
(翻訳、編集:山口佳美)
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