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マスタング・マッハEではなく、ヒョンデのIONIQ5を勧める理由…試乗して比較した結果

電気SUVのヒョンデ「IONIQ5」(上)とフォード「マスタング・マッハE」。

電気SUVのヒョンデ「IONIQ5」(上)とフォード「マスタング・マッハE」。

Tim Levin/Insider

  • ヒョンデとフォードのすばらしい電気SUVに試乗した。
  • ヒョンデの「IONIQ5」はファンキーな外観とすばらしいインテリア、そして超高速充電が可能なことから、購入してもいいと感じられた。
  • 私が試乗した「IONIQ5」の価格は5万6000ドル、2021年型「マスタング・マッハE」の方は5万8300ドルだった。

ガソリン価格の高騰やより安価な選択肢ができたことに後押しされ、電気自動車(EV)の購入を検討するドライバーはかつてないほど増えている

しかし、バッテリーや航続距離、充電、フロントトランクなどについて考えたことがない人にとって、どのモデルにするか決めることは難しいかもしれない。

今回は、現在販売されている中で最もエキサイティングな電気SUV、フォードの「マスタング・マッハE」ヒョンデの「IONIQ5」を試乗し、どちらの方がいいのかを確認してきた。私がフォードよりヒョンデを選ぶ理由を以下に説明する。


価格はどちらが安いのか

2021年型フォード「マスタング・マッハE」

2021年式フォード「マスタング・マッハE」

Tim Levin/Insider

IONIQ5の方が若干安いが、それほど大きな差はない。マスタング・マッハEのベーシックなモデルである2022年式「セレクト」は、手数料とディーラーのマークアップ(卸売価格への上乗せ)前の価格が4万3895ドル(約590万円)から。IONIQ5のSEスタンダードレンジモデルは3万9950ドル(約540万円)からとなっている。

いずれも、全輪駆動、より大きなバッテリーパック、その他の上質なオプションを加えると6万ドルを超えることがある。アメリカでは、テスラやゼネラルモーターズの製品とは違ってどちらもEV購入のための7500ドル(約100万円)の連邦税額控除の対象となる。


航続距離が長いのはどちらか

2022年型ヒョンデ「IONIQ5・リミテッドAWD」

2022年式ヒョンデ「IONIQ5・リミテッドAWD」

Tim Levin/Insider

ありがたいことに、いずれのSUVも、仕様によって航続距離は約480km以上になり、多くのライバルを打ち負かしている。長旅でも安心して乗れるだろう。

アメリカ環境保護局(EPA)認定の航続距離は、マッハEが約505km、IONIQ5は約487kmとなっている。


充電速度はどちらが速いのか

2021年型フォード「マスタング・マッハE」

2021年式フォード「マスタング・マッハE」

Tim Levin/Insider.

充電速度に関しては、ヒョンデが明らかに優位に立っている。ヒョンデによると、IONIQ5は出力350kWの急速充電器をフル稼働させるとわずか18分で10%から80%に充電できるという。長旅では、そのような超高速充電は大きな違いを生む可能性がある。ただし、超強力な充電器はまだあまり普及していない。

フォードによると、マッハEの充電は最大150kWで、バッテリー残量を10%から80%にするのに45分かかるという。


インテリアはどちらが良いか

2022年型ヒョンデ「IONIQ5」

2022年式ヒョンデ「IONIQ5」

Tim Levin/Insider

どちらのインテリアも洗練されたミニマルなデザインで、ハイテク機能満載のタッチスクリーンは反応がよく、使いやすい。

しかし、私はIONIQ5の方が、快適に過ごせると感じた。シンプルですっきりとしているので、コンパクトSUVとは思えないほど広々として感じられる。

IONIQ5のインテリアでもっともクールなのは、スライド式のセンターコンソールや、完全にフラットなフロアだろう。ドライバーの足元には、ハンドバッグやバックパックなどを置ける広いスペースもある。


外観はどちらがクールか

2022年型ヒョンデ「IONIQ5」

2022年式ヒョンデ「IONIQ5」

Tim Levin/Insider

どちらもEVらしさを活かし、近未来的な印象を際立たせ、人目を引く外観だ。

マッハEのエンブレム、テールライト、フロントグリルには、伝統的なマスタングのデザインが施されている。

しかし私が気に入ったのは、IONIQ5のプロポーションと宇宙船のような雰囲気だ。ヘッドライトとテールライトは、何百もの小さなピクセルで構成されており、これは無視できないほどクールだ。


収納はどちらが大きいか

2021年型フォード「マスタング・マッハE・プレミアムAWD」

2021年式フォード「マスタング・マッハE・プレミアムAWD」

いずれのSUVにも、同じサイズの収納スペースがあり、カップルや少人数の家族には十分ではあるが、決して広くはない。

マッハEのとっておきの切り札は、そのフロントトランクだ。手荷物や食料品を入れるのに十分なスペースがある。IONIQ5にも小さなトランクはあるが、大したものは入らない。


走りは

2022年型ヒョンデ「IONIQ5」

2022年式ヒョンデ「IONIQ5」

Tim Levin

試乗してみると、どちらのEVもスムーズで静かに走る。四輪を駆動させるとより素早く加速できる。IONIQ5も非常に快適だが、マッハEの方がスポーティで俊敏な走りが感じられることは間違いない。マッハEはマスタングの名に恥じないようにしなければならないからだ。


どちらを買うべきか

これは慎重に判断しなくてはならないだろう。フォードもヒョンデもすばらしい外観で、価格は4万ドル前後から始まり、航続距離も十分に長い。

しかし、もし誰かが私に札束を渡し、いずれかを選べと言うならば、落ち着いたインテリアと超高速充電、そしてファンキーな外観のヒョンデを選ぶだろう。

[原文:Why I'd buy the Hyundai Ioniq 5 over the Ford Mustang Mach-E after driving both electric SUVs

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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