VMwareの現役従業員4人が語るホンネ「管理主義のBroadcomとは相容れない」「在宅勤務不可なら転職する」

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半導体業界の巨人、ソフトウェア業界の巨人が買収に合意したものの、従業員たちの反応はかなり芳しくなく……。

Michael Vi/Shutterstock.com/Business Insider

米半導体大手ブロードコム(Broadcom)との巨額(610億ドル)買収合意を受け、米ソフトウェア大手ヴイエムウェア(VMware)の従業員たちはいま、さまざまの不確実性にさらされている。

買収発表の直後から、2020年末時点で約3万3000人の従業員を抱えるヴイエムウェアでは、レイオフ(一時解雇)実施の可能性が取り沙汰され始めた。

ホック・タン最高経営責任者(CEO)率いるブロードコムは、これまで買収した数多くの企業を積極的なコスト削減を通じて利益体質に変えてきたことで知られる。

ヴイエムウェアの買収についても同様のシナリオが展開されるのではないか。

ブロードコムが5月末に開催したタウンホールミーティング(経営幹部と従業員の対話集会)では、参加したある従業員の話によれば、同社経営陣がヴイエムウェアを「無駄がなくフラットな」企業に成長させると発言したという。

また、投資家向けのあるプレゼンテーションの場では、ヴイエムウェアの収益性を向上させるために「一般従業員、管理職を問わず、(無駄な)職務の重複を解消する」と強調している

今回の買収合意について、Insiderがヴイエムウェアの現役従業員4人に話を聞いたところ、レイオフが実施されその対象になるかもしれないとの不安から、同社内には陰々滅々とした雰囲気が漂っていると口を揃えた。

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