TikTokで人気が急上昇…フレーバー飲料のスタートアップが評価額10億ドルに

Cirkul

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  • Cirkul(サークル)は、TikTokで有名になったウォーター・ボトルの企業で、今やその評価額は10億ドルだ。
  • 製造するのは手頃な価格のフレーバー・カートリッジで、オリジナルのボトルに入れて使う。
  • Cirkulは、フレーバー・ウォーターのブームに乗り、自社をサステナブルな選択肢として位置付けている。

2021年初め、TikTokであるボトルが話題になった。それを製造する企業の評価は今や、10億ドル(約1330億円)だ。

Cirkul(サークル)は創業4年になるスタートアップで、2022年6月13日に7000万ドル(約92億5000万円)の資金調達を発表し、その評価額は500%以上急上昇している。愛用者によってネット上に投稿された動画のおかげで、4月にはウォルマート(Walmart)の棚に同社のボトルが並ぶようになったとブルームバーグは報じている

創業者でCEOのギャレット・ワゴナー(Garrett Waggoner)はブルームバーグに対し、このアイデアは、大学時代にフットボールをしていた頃、ボトルに飲料のパウダーを入れるのが面倒だったことから思い付いたと語っている。Cirkulのシステムなら、ボトルに水を入れ、フレーバー・カートリッジを入れてダイヤルで濃度を調整すればすむので、手間がかからない。

フレーバーは、マンゴー・グレープフルーツからコーヒー・フロートまで、50種類以上。1本のカートリッジで、ボトル数本分使うことができるという。

同社は自社の製品を缶の炭酸飲料やペットボトル飲料に代わるサステナブルな選択肢として位置付けている。同社によると、再利用可能なカートリッジは平均で6回使えて、使い捨てのペットボトルに比べてプラスチック使用量が84%減になるという。「人々が自分なりの方法で水分補給を楽しむことができ、また地球にも良い影響を与えることができる、楽しくて便利な製品」だとワゴナーはブルームバーグに語った。

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