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電気自動車「時価総額世界2位」リビアン、株価85%下落の苦境。失われた「先行者優位」再逆転の可能性は…

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リビアン(Rivian)の電動ピックアップトラック『R1T』2022年モデル。レガシー自動車メーカーの後発モデルと厳しい競争にさらされている。

Rivian

かつてウォール街の寵児だったリビアン(Rivian)は、アメリカの自動車産業で最も儲かるセグメントとされるピックアップトラックに特化した戦略をとる最初の電気自動車(EV)スタートアップとして名声を得た。

2019年、リビアンがアマゾン(Amazon)とフォード(Ford)から資金を調達して開発体制を強化したとき、他の自動車メーカーはまだそれぞれの人気ピックアップトラックモデルの電動化計画を発表していなかった。

のちに相次いで明らかにされた各社の数十億ドル規模におよぶ巨額投資は、まだほんの初期段階にとどまっていた。

そうしたいわゆる「ブルーオーシャン」の構図が見てとれたからこそ、リビアンはEV開発競争、特にピックアップトラックという最重要セグメントで支配的なシェアを獲得できる可能性が高いと、投資家たちは確信したのだろう。

実際のところ、ピックアップトラックは今日においても(中古を含めた)取引価格が上昇を続けていて、顧客ロイヤルティ(=サービスやプロダクトへの信頼や愛着)も高く、フォードやゼネラル・モーターズ(GM)に代表されるアメリカの自動車産業にとって不可欠の利益ドライバーとなっている。

S&Pグローバル・モビリティのプリンシパルアナリスト、デヴィン・リンゼイは電動ピックアップトラック市場はこれからさらに企業が密集する「レッドオーシャン」化が進むと指摘する。

「もしあなたがピックアップトラックメーカーの経営者だとしたら、いますぐ既存のラインナップを電動化してあらゆる注目をそれに引きつけるつもりで取り組んだほうがいいでしょう。早い段階で顧客を囲い込むに越したことはありません」

ただ、ほぼ敵なしの状態だったリビアンのリードは、この1年で劇的に縮まった。

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