イーロン・マスクはTwitterの従業員と初めて会議を行い、さまざまなことを話し合った。
Jim Watson/Getty Images
- イーロン・マスクは、初めてTwitterの従業員と約1時間の会議を行い、さまざまなことを話し合った。
- 彼は、TwitterのCEOであるかどうかは関係なく、人々が彼の言うことに耳を傾けることを期待していると述べた。
- 「サービスが急速に、良い方法で進化していることを確認したい」のだと彼は付け加えた。
イーロン・マスク(Elon Musk)は2022年6月16日に行われたTwitter社員との初対面で、同社のCEOになることにはこだわらないと語った。
「CEOには多くの仕事がある。私はただ、サービスが急速に、良い方向に進化することを確認したいだけだ」とInsiderが入手した1時間の会議の録音でマスクは述べている。
「肩書きはどうでもいいんだ。しかし、私の話に耳を傾けてほしい」と付け加えた。
マスクは、自身の会社のスペースX(SpaceX)とテスラ(Tesla)でも、肩書きについて同様の考えを示している。2021年3月、マスクは自らを「テクノキング」、最高財務責任者のザック・カークホーン(Zach Kirkhorn)を「マスター・オブ・コイン」と名付けたことが、SECへの提出書類で明らかになっている。
「肩書きは、基本的にすべてでっち上げだ」と、マスクはウォール・ストリート・ジャーナルのCEOカウンシルサミット2021で発言した。
「CEOはでっち上げの肩書き、CFOはでっち上げの肩書き、顧問弁護士、それらは何の意味もない」
スペースXとテスラでは、通常CEOの肩書きに付随する管理運営的なタスクよりもエンジニアリングと生産に夢中になっていると、マスクはTwitterの全社員会議で説明した。もしマスクのTwitter買収が成立すれば、億万長者は「ソフトウェアと製品の設計」に注意を向けたいと述べた。
「もし、私が『ヘイ、次のような方法で製品を改善し、これらの機能を追加したほうがいいよ」と言った時に、皆が私に耳を傾けることを期待している」と、彼はTwitterの従業員に述べた。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)