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マイノリティを排除する有害な職場に対処する方法…「それはどういう意味?」と聞き返す

アラン・ヘンリー

アラン・ヘンリー

Jack Wallace

  • マサチューセッツ工科大学の研究によると、有害な職場であることを示す最も一般的な指標が「排他性」だという。
  • 職場で排除されることは、従業員の生産性や精神衛生に影響を与える。
  • マイノリティが仕事で成功するためのルールに関する本を出版したアラン・ヘンリーが職場で排除されたときの対処法についてInsiderに語った。

マサチューセッツ工科大学(MIT)で講師を務めるドナルド・サル(Donald Sull)が、企業レビューサイトGlassdoorに投稿された140万件の労働者からのレビューを分析した結果、有害な職場であることを示す最も一般的な指標は、排他的な言動や態度であることが明らかになった。

これは、人種、性別、性的指向がマイノリティに属する同僚へのマイクロアグレッション(微細な攻撃:無意識の偏見などにより、悪意なく誰かを傷つけること)から、あからさまな人種差別や性差別に至るまでさまざまな形で表れる。

だがマイノリティの労働者がこれらの排他的行動に対処するのは難しい場合がある。反撃すると「攻撃的」という烙印が押されるかもしれない。また、そのような風潮が職場で常態化している場合、上司へ相談しても解決しないこともある。

新刊『Seeen, Heard, and Paid』でマイノリティが仕事で成功するためのルールを記したアラン・ヘンリー(Alan Henry)がInsiderに語ったところによると、排他的行動はマイノリティ労働者の生産性やメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があるという。職場で排除されることで、キャリアアップが妨げられ、能力を発揮する機会が減少し、給与も少なくなる場合がある

ヘンリーは現在、WIREDのシニアエディターであり、職場の生産性を専門分野としている。以前は、ニューヨーク・タイムズのSmarter Livingの編集者や生産性とライフスタイルのブログメディアLifehackerの編集長を務めていた。

職場でのマイクロアグレッションや差別に対処するための最善の方法について、ヘンリーがアドバイスしてくれた。

排他的コメントを突き返す

マイクロアグレッションは、排除されたグループのメンバーに対する間接的あるいは意図的でない差別だと言える。職場でのこのような攻撃は、明らかな差別とは言えず、正式な苦情を申し立てるほどのものではないことが多いため、扱いが難しい場合がある。

2019年にGlassdoorがアメリカ人労働者を対象に行った調査によると、回答者の約61%が年齢、人種、性別、性自認に基づく差別を職場で目撃したり受けたりしたことがあると述べた。

ヘンリーによると、排他的コメントに対処する最善の方法は、発言者にそのコメントを突き返すことだという。「『それはどういう意味ですか?』と聞き返すだけで、とても効果的だ」と彼は言う。

「特に、グループで話しているときに、『この人たちならジョークが分かるだろう』と思って排他的なコメントをする人は、『どういう意味だ』と聞き返されると『しまった!』と思ってすぐに逃げていく。私はこの方法で失敗したことはない」

また、不快な言動を記録しておくと、そのパターンが把握できる。

「このようなことがどれくらいの頻度で起こるのか、記録しておいた方がいい。そうすれば上司へ報告する際に、証拠として提示できる」

仕事をコントロールする

誰と働くか、何に取り組むかをコントロールすることで、生産性を向上させ、メンタルヘルスを守ることができる。

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