「リモートワーカーの天国」と化したある町。ニューヨークやサンフランシスコから移住者が続出する理由

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テネシー州・チャタヌーガの人口は2010年から2020年にかけて、2万人増えた。

Lawson Whitaker

世界的なソフトウェア開発会社でシニアパートナーシップ・ギビングマネジャーを務めるレイチェル・ポール(Rachel Pohl)と、彼女の夫でヘルスケア会社の上級副社長であるジェシー・ローゼンタール(Jesse Rosenthal)は、アメリカが新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われてすぐに、カリフォルニア州サンフランシスコを離れる時が来たと悟った。

「カリフォルニアは住宅価格が高くて、ホームレス危機が発生していたほどでした。私たち2人も、狭くて小さな、かろうじて2ベッドルームあるようなアパートで仕事をしていたんです」とポールは語る。

フロリダ出身のポールと、バージニア出身のローゼンタールにとって、カリフォルニアはもともと何の縁もない土地だった。2人の勤務先が在宅勤務の規定を緩和したことも大きい。

「『いよいよ潮時かな』って。カリフォルニアに私たちを縛りつけるものは何もなくなったので」

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