不況下でも転職先が見つかる人はどこが違う? 今すぐ実践すべき「5つの行動」を専門家がアドバイス

仕事探し

仕事探しは、失望と拒絶に満ちた不透明なプロセスであることが多い。

EmirMemedovski/Getty Images

経済に関する状況は日に日に悪くなっているようだ。インフレが進行し、解雇が増え、株式市場は低迷している。これらの要因を単独で見ると、転職活動には最悪の時期だと思うかもしれない。

しかし、他の数字からは別のことも見てとれる。

アメリカでは就業者1人あたり約2件の求人があり、賃金の伸びも堅調で、離職率(自発的に仕事を辞める就業者の数)も過去最高水準に近く、多くの人が自分のニーズや希望に合った仕事が見つかると確信しているようだ。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン・スクール・オブ・マネジメント(University College London School of Management) の教授で、労働事情に詳しいアンソニー・クロッツ(Anthony Klotz)は、「雇用市場はまだ非常に良い状態にあります」と語る。彼は何といっても「大退職時代(The Great Resignation)」を予言し、この言葉を作った人物でもある。

それでも、クロッツを含む多くの専門家は、景気が減速し、メタ(旧フェイスブック)、インテル、ウーバーに続き採用を凍結する企業が増えれば、今後数カ月は求職者にとってますます厳しい状況になる可能性があると認める。

もし新しい仕事を探しているのなら、何をこれまでと変えるべきなのだろうか?

ネットワークを駆使する、下調べをする、簡潔な売り込み文句を完璧に準備する、といった一般的な求職活動へのアドバイスは、景気の良い時も悪い時も有効だが、専門家は、従来の求職活動にいくつか重要な調整を加えるよう勧めている。ここでは、そのヒントをいくつか紹介しよう。

ネガティブな感情をコントロールする

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