ヴァイラ島とは、スコットランド、シェトランド諸島にある面積約3平方kmの島だ。
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- 17世紀に建てられた邸宅が立つスコットランドの島が、175万ポンドで売りに出されている。
- 30年にわたってヴァイラ島を所有してきた夫婦は「(この島は)天国だ」とInsiderに語っている。
- この島で2000年から展示されているマッコウクジラの骨格標本は、小説「白鯨(モビーディック)」にちなんで、「ボニーディック」という愛称で呼ばれている。
スコットランド本土から約160km離れたところにある島が、175万ポンド(約2億9000万円)で売りに出されている
ヴァイラ島。
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不動産業者Savillsによると、シェトランド諸島にある面積約3平方kmの島、ヴァイラ島には、険しい崖、岩場、洞窟があり、小石のビーチに囲まれているという
ヴァイラ島とはシェトランド諸島の島の1つで、スコットランド本土から約160km離れている。
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現オーナーのリチャード・ローランド(Richard Rowland)がInsiderにメールで語ったところによると、彼と妻はこの島で「すばらしい30年間」を過ごしてきたが、「次の人が夢を追うべき時が来た」という
ヴァイラ島。
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シェトランド諸島のメインランド島からボートで10分の距離にあるヴァイラ島を購入すると、18世紀に建てられた監視塔など、島に点在するさまざまな建物も所有することになる
ヴァイラ島に点在する建物。
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中でも圧倒的に壮大な建物は「ヴァイラホール」だ。これは17世紀に建てられた塔のある邸宅で、壁には紋章が刻まれており、まるで城のようだ
城のような邸宅。
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現在の所有者は、ヴァイラ・ホールに新しい発電機、セントラルヒーティング、配電、浄水などの設備を加え、現代の生活に合うように改修した
ヴァイラ島。
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石段を登ると、堂々とした木の扉があり、それを開くと「グレートホール(大広間)」と呼ばれる空間が広がっている
邸宅の木の扉に続く石段。
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ローランドは「時代を遡った」ような感覚を大切にしたという。グレートホールにある石造りの暖炉や1800年代の家具によって、確かに時間が止まったような印象が感じられる
物件概要によると、グレートホールは「家の中心」と表現されている。
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この邸宅のベッドルームは6部屋で、そのうち4つは1階にあり、すばらしいオーシャンビューが楽しめると物件概要に記されている
ヴァイラ・ホール。
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書斎には秘密の入り口があり、邸宅の神秘的な雰囲気を高めているという
書斎。
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新しいオーナーが園芸好きでも、三方を壁に囲まれた庭園があり、その中には樹齢100年を超えるスズカケノキもあるので問題はないだろう
島は豊かな緑であふれている。
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ヴァイラ島では豊かな有機農業に取り組む機会もある。純血種のシェトランド種の雌羊もおり、200頭の群れをなしている
ヴァイラ島。
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周辺海域では、シャチの群れがよく遊んでいるという。自宅で寛ぎながら海洋生物を観察したい人にとってうってつけだ
ヴァイラ島周辺海域では、シャチの群れが遊んでいるのがよく目撃される。
Savills, Danita Delimont/Getty Images
海洋生物といえば、2000年にマッコウクジラがこの島に打ち上げられた。それ以来、全長約13mのマッコウクジラの骨格標本が保存されている。ローランドによるとこのクジラは、小説「白鯨(モビーディック)」にちなんで、「ボニーディック」と呼ばれているという
「ボニーディック」という愛称を持つマッコウクジラの骨格標本。
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現在のオーナーであるローランド夫妻は、多くの時間をこの島で2人だけで過ごしてきたが、妻のドロタ(Dorota)によると、不安を感じたことは一度もないそうだ。「心の持ちようが大切」と彼女は言う
ヴァイラ島。
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万が一、緊急事態になったとしても、沿岸警備隊のヘリコプターを呼ぶことができると、Savillsの担当者がInsiderに語っている
ヴァイラ島。
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家族の結婚式、ダンス、ライブミュージック、スポーツイベントなど、ヴァイラ島で幸せな時間を過ごしたローランド夫妻にとって、この島は「天国」だという
夕暮れ時のヴァイラ島。
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(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
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