連邦最高裁の判断に抗議する人々(2022年6月24日、ニューヨーク)。
Michael M. Santiago/Getty Images
- アメリカ連邦最高裁は6月24日(現地時間)、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を下した。
- CBS/YouGovの最新調査によると、アメリカ人の半数以上は最高裁が次は同性婚を制限するのではないかと懸念している。
アメリカ人の半数以上は、「ロー対ウェイド判決」を覆した連邦最高裁が次は同性婚を制限するのではないかと懸念していることがCBS Newsの調査で分かった。
最高裁が人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を下した直後の6月24日から25日にかけて1541人のアメリカ人を対象に行われたこの調査では、回答者の57%が、最高裁が次は同性婚を制限する可能性が「とても高い」または「やや高い」と答えた。
また、回答者の半数以上は最高裁が避妊へのアクセスを制限する可能性が「とても高い」または「やや高い」とも答えている。
調査では、回答者の半数以上が最高裁の今回の判断によってアメリカ人の暮らしは「悪化する」と答えていて、回答者の50%は「怒りを感じる」と答えている。
(翻訳、編集:山口佳美)