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東京都が育休の愛称「育業」に決定。小池都知事が発表

育休、小池百合子

育休の愛称を発表する小池百合子東京都知事。

出典:YouTubeで公開された「育休応援サミット」より

東京都が育児休業の愛称を「育業」に決定した。

6月29日に都が開催した「育休応援サミット」内で小池百合子東京都知事が発表した。愛称は4月〜5月にかけて一般公募しており、集まったアイデアは8825件にのぼる。

東京都は愛称を募集した経緯について、職場の理解が得づらいことなどを理由に育休取得をためらう人が多いため、「育休」が持つ「仕事を休む」というイメージを一新する狙いがあると説明していた。

選考を行ったのはサイボウズの青野慶久社長や連合(日本労働組合総連合会)の芳野友子会長らだ。

イベントに登場した小池百合子東京都知事は、

「育児休業はある意味、職場より大変です。『業』には仕事という意味のほかに、努力して成し遂げることという意味があります。業務にはチームワークが重要であるように、育児にも夫婦や職場の理解が必要です。

大事な仕事である育児に取り組む、誰もがそう思えるマインドチェンジを進めたいと思っています」(小池氏)

と話した。

また育児休業の取得率は女性 81.6%に対し、男性は12.65%にとどまる(厚生労働省「雇用均等基本調査」2020年度)ことを例にあげ、

「男性にも職場の業務と同じように育児に取り組んでもらいたい。『育休を取らせてください』と謝るのではなく、『育業取ってきます』と胸をはれる社会にしていきましょう」(小池氏)

と呼びかけた。

(文・竹下郁子

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