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IT関連の採用面接でディープフェイク使用が増加…FBIが警告

deepfake

Reuters TV via REUTERS

  • FBIは、採用面接でディープフェイクの技術を使って別人になりすます人がいると明かした。
  • そのような人物は、機密情報にアクセスできるようなIT関連の職種を狙っているという。
  • ディープフェイクに対応する技術はまだ完全ではないが、ディープフェイクを見つけるシンプルな方法がある。

就職のオンライン面接で別人になりすますなど、ディープフェイク技術の悪用が増えていると、アメリカ連邦捜査局(FBI)が警鐘を鳴らしている。

FBIの発表によると、面接の最中に別人の映像や画像、音声を自身に重ね合わせている人がいるという申し立てが増えている。これらの事例は、PII(個人を特定できる情報)、経済情報、企業のデータベースや機密情報といった極秘情報にアクセスできるリモートワーカーへの応募に関連しているとFBIは述べている。

ディープフェイク映像は娯楽目的で使われることもあるが、非常に有害となる可能性もある。Meta(メタ)は2022年3月、ロシアによる侵攻の最中にウクライナのゼレンスキー(Zelenskyy)大統領がウクライナ軍に降伏を呼びかけるというディープフェイク映像を削除したと発表した

一方で、FBIが取り上げたケースのように、一般市民の顔がディープフェイクのターゲットになる可能性がある。

国土安全保障省は2019年に発表したディープフェイク技術に関する報告書で「公共の注目を集めることができず、虚偽に反論するために必要なリソースを持たない個人への嫌がらせや損害を与えるために、この技術を使うことは、懸念すべき事項だ」と警告している。

IT関連職への不正応募は、目新しいことではない。2020年11月のリンクトイン(LinkedIn)への投稿で、一部の応募者は面接をリアルタイムでサポートする外部の人間を雇っていて、パンデミック中にこの傾向は悪化しているとある採用担当者が書いている。5月には北朝鮮の詐欺集団が、アメリカ人の応募者を装って暗号通貨やWeb3のスタートアップの面接を受けていることが分かった。

今回のFBIの発表で明らかになった新しいことは、面接でAIによるディープフェイク技術を使っている点だ。FBIはこのケースがいくつあったかは明らかにはしていない。

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