San Francisco Chronicle/Hearst Newspapers via Getty Images / Contributor
- アメリカでは、ウーバーのあるドライバーがトヨタのカムリからテスラのモデル3に乗り換えたところ、チップが2倍に増えたという。
- このドライバーは、モデル3に乗っていると客が「ものすごく気前が良くなりました」とブルームバーグに語っている。
- 「これまでは1~3ドル(約136~409円)のチップがもらえれば良い方でしたが、今では10ドルや15ドルのチップを立て続けにもらうこともあります」とドライバーは話している。
アメリカでは、ウーバーのあるドライバーがトヨタのカムリからテスラのモデル3に乗り換えたところ、1カ月にもらうチップが2倍以上に増えたという。
「これまでは1~3ドルのチップがもらえれば良い方でしたが、今では10ドルや15ドルのチップを立て続けにもらうこともあります」とドライバーのヘイディ・バーンズさんはブルームバーグに語った。
バーンズさんはテスラに乗るようになってから25日で2600ドルをチップとして受け取ったと話している。カムリに乗っていた頃は、25日で800~1000ドルほどだったという。
「(客が)ものすごく気前が良くなりました」とバーンズさんは語っている。
ブルームバーグによると、主にロサンゼルス周辺を走っているというバーンズさんは、ウーバーが2021年10月に契約を結んだレンタカー会社ハーツを介してテスラの車を借りている約1万5000人のウーバーのドライバーの1人だ。ウーバーは電気自動車を選んだドライバーに、1回の乗車あたり1ドルの「ゼロエミッション・インセンティブ」も支給している。
こうした取り組みは、ウクライナでの戦争やアメリカでの原油生産の減少、サプライチェーンの問題などが重なって、ガソリン価格が記録的な水準に達した時期と重なっている。
アメリカでは6月、1ガロンあたりのガソリン価格が平均で5ドルを超えた。その後、4.8ドルあたりまで下がったものの、アメリカ自動車協会(AAA)によると、前の年の同じ時期の平均価格3.1ドルを大幅に上回っている。中でもカリフォルニア州のガソリン価格は大きく値上がりしていて、場所によっては1ガロンあたり6.2ドルで提供しているガソリンスタンドもある。
トヨタからテスラに乗り換えた理由について、バーンズさんはカムリを満タンにするのにかかる費用が60ドルから100ドルに跳ね上がったからだとブルームバーグに語っている。
バーンズさんによると、リース代やチャージ代を含め、テスラのモデル3を走らせるのにかかる費用は1週間あたり450ドルほどで、トヨタのカムリは1週間あたり600ドルほどだという。
(翻訳、編集:山口佳美)
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