ラストマイル配送は自動運転とドローンで。ウーバーに挑むドアダッシュの近未来戦略

ドアダッシュ

Thiago Prudencio/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

飲食店から顧客まで料理を運ぶための配達員を雇うと、フードデリバリー・サービスはほとんどの場合儲からない。

フードデリバリー市場が振るわない中、ウーバーイーツ(Uber Eats)やグラブハブ(Grubhub)などのアプリ、さらにはチェーン展開している飲食店などは、ドローンや自動走行型ローバーを使ってみるといった、より費用対効果の高い宅配方法を模索せざるをえなくなっている。

現在、アメリカのフードデリバリー業界最大手であるドアダッシュ(Doordash)は、自社の集荷拠点を利用し、受けた注文を自動走行車に伝えて宅配を行うことで、ラストマイル物流のプラットフォームを自動化しようとしている。

2022年6月28日に提出された連邦特許申請書によれば、ドアダッシュは「生鮮食料品のリアルタイム・オンデマンド注文のラストマイル・デリバリー改善のため」に自動走行車の実用特許出願を行った。

「ラストマイルの宅配ルート上のさまざまな機能を自動化することで、人為的に起こりうるミスを減らし、システムの信頼性、予測可能性、効率性を大きく向上させる」とその特許申請書には書かれている。

特許申請書の中で、ドアダッシュはラストマイル物流のシナリオをいくつか説明している。そのひとつが「業者用デポと顧客用デポといった配達拠点を1つ以上」設置するというものだ。これらの拠点はデリバリーの起点となるハブとしての役割を担う。

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