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値上げの波に負けない! 経験者が語った、食費を抑えるために野菜や果物を育てるコストと効果

ジム・パーキンスさん

自宅の空き地で果物や野菜を育てているジム・パーキンスさん。

Jim Perkins

生活費の高騰を受け、果物や野菜を自分で作って食費を削ろうとしている人たちがいる。

Insiderではスーパーマーケットへの依存を減らし、自分で食べ物を育てることで相次ぐ値上げの波と戦おうとしている3人に話を聞いた。

「悩むまでもなかった」

アメリカのニューヨーク市マンハッタン在住のスティーブン・デグラシアさん(41)は、約1年前から独学で自分の食べるものを育てている。

「観葉植物を育てるのがうまくいっていたので、食料不足が始まってインフレになってからは食べ物も育て始めました。悩むまでもありませんでしたね」とデグラシアさんは語った。

「スーパーへの依存を減らしたかったし、売り物がそこまで新鮮じゃないことは分かっていました」

収穫物

Jim Perkins

初めこそ多少の費用はかかったものの、その後は節約になっているとデグラシアさんは話している。自宅の空き地に作った畑は1時間で準備できた。LED照明を使っているので、電気代は月にたった4ドル(約540円)だという。

「肥料は全部で70ドルくらいかかりましたが2年は使えます。乾燥肥料だけにすることもできますし、そうすれば年に12ドルで済みます」

「子どもたちはいつもリンゴやキュウリを欲しがる」

イギリスのランカスター在住のアンドリュー・ジェームズさん(37)は、新型コロナウイルス感染症のロックダウン(都市封鎖)中に食べ物を作り始め、その過程をYouTubeで記録してきた。2カ月後、ジェームズさんは自宅から歩いて5分の距離にあるコミュニティガーデンで家庭菜園の割り当てをもらい、ズッキーニやナス、ピーマンを育てている。

目的はやはりスーパーへの依存を減らし、お金を節約することだった。ジェームズさんは家族が食べられるものを育て始めた。

「戸棚にはお菓子も入っているのですが、子どもたちはいつもリンゴやキュウリを欲しがるんです」

家庭菜園

Steven DeGracia

自分で食べ物を育てることで、ジェームズさんは週に40ポンド(約6600円)ほどの節約になっていると話した。今でも冬になれば野菜や果物を店で買うこともあるが、大半は春や夏に育てたものを食べているという。

じゃがいもを10キロ、トマトも最大で3キロ育てることができるので、家族で2カ月は食べられる。ジェームズさんは仕事の後に1時間を畑で過ごしていて、メンタルヘルスの維持にも役立っているそうだ。

畑の使用料と水道代に年間37ポンドかかっているものの、「基本的には1週間分の野菜と果物と同じくらいの金額」だとジェームズさんは話している。

家庭菜園

Andrew James

「自分で育てたトマトは天国の味」

アメリカのロサンゼルス在住のジム・パーキンスさん(64)は映画『不都合な真実』を見てから、もっとサステナブルな都会暮らしをしたいと考えるようになった。子どもの頃から食べ物を育ててきたが、近年はより本格的に作っているそうだ。

以前はラルフズ(Ralph's)やホールフーズ(Whole Foods)、トレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)で買い物をしていたが、パーキンスさんにとってこの変化は「持続型農業」を受け入れることなのだという。

味も自分で育てたものの方が美味しいと言い、「自分で育てたトマトはものすごくジューシーで風味豊かな天国の味がします。店で売られているトマトは味気ないんです」と話している。

トマト

トマトは植えてから3カ月ほどで食べ頃を迎えるとパーキンスさんは話している。

Jim Perkins

ただ、果物を自分で育てるにはかなりの忍耐力が必要だ。「時間をかけて継続的に取り組まなければなりません」とパーキンスさんは語っている。

「畑を準備して種をまくのに、最初は半日弱かかりました。ラディッシュは種をまいてから4~6週間で収穫できますし、トマトは植えてから10~12週間ほどで食べられます。大半のものは種をまいてから90~100日以内に収穫できます」

パーキンスさんは7種類のエアルーム品種(長年受け継がれてきた品種)のトマトやさや豆、カボチャ、レタス、キュウリ、スイカといった野菜や果物を育てている。

[原文:These people are growing their own fruit and vegetables to cut the cost of living and ditch grocery stores

(翻訳、編集:山口佳美)

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