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家族は熱中症を疑う… アメリカ、24歳のUPSのドライバーが配達中にトラックで倒れて死亡

エステバン・チャベス・ジュニアさん

カリフォルニア州で働いていたエステバン・チャベス・ジュニアさん。

Chavez family/ABC7

  • アメリカでは物流大手UPSのドライバーが24歳の誕生日の翌日、仕事中に亡くなった。
  • UPSはコメントを発表し、当局の捜査に協力しているとした。
  • チャベスさんの家族のもとには、葬儀代をまかなうために2万ドル(約270万円)以上が寄せられた。

6月のある暑い日にトラックの中で倒れたUPSの男性ドライバーの父親は大きなショックを受けている —— 親族によると、男性が倒れたのは24歳の誕生日を迎えた翌日のことだった。

エステバン・チャベス・ジュニアさんは6月25日、カリフォルニア州パサデナで荷物を配達していた時に倒れ、その約20分後にトラックの中で見つかったとKABCは報じている

チャベスさんの死因については検視結果がまだ出ていないものの、家族は熱中症のせいではないかと考えている。チャベスさんが亡くなる前、周辺の気温は32度を超える日が続いていた。

チャベスさんの家族は葬儀代をまかなうためにクラウドファンディングのGoFundMeを立ち上げ、6日で2万ドル以上が集まったという。

「とても苦しいし、この痛みが消えることはないでしょう。子どもを失う経験など、誰にもしてもらいたくありません」とチャベスさんの父親は地元メディアに語った。

UPSもコメントを発表し、「ドライバーのエステバン・チャベスを失ったことに深い悲しみを感じており、彼の家族と友人に深い哀悼の意を表します。わたしたちは捜査当局に協力しており、この件に関する質問は謹んで捜査当局に委ねます」としている。

UPSで働き始めて4年が経つチャベスさんは、報道によると肩の怪我で休んでいた後、職場に復帰して2日目だったという。チャベスさんはこの仕事が大好きで、これからもUPSで働き、成長していきたいと望んでいたと、家族は地元メディアに語っている。

熱中症のリスクをめぐっては、UPSは2019年に批判にさらされていた。NBC Newsの報道でUPSのトラックは貨物スペース内の気温が60度以上になる恐れがあること、UPSのトラックにはエアコンがないことが指摘されたからだ。

UPSの当時の広報担当のバイスプレジデント、スティーブ・ゴート(Steve Gaut)氏はNBC Newsの取材に対し、トラックが頻繁に停車することやその大きさの影響で、エアコンが「効かない」状態になっていると話した。同様の理由から、UPSでは荷物の積み降ろしをするローディングドック・ドアのある大規模倉庫では、ドアを基本的に開けているのでエアコンを使用していないとゴート氏は説明した。

UPSは2006年、暑さの中で働く危険性を周知するために「クール・ソリューションズ」というプログラムを導入した。

NBC Newsの2019年の報道によると、このプログラムには朝のミーティングで従業員に熱中症の症状について情報を提供し、水分を取ることや日陰に入ることを奨励し、体調不良を感じたら上司に報告するようアドバイスすることなどが含まれている。

[原文:UPS driver dies after collapsing inside his delivery truck on scorching California day just after his 24th birthday

(翻訳、編集:山口佳美)

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