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サブスク、フリーミアムが不向きな組織とは? 成功するビジネスモデルの作り方

自律思考を鍛える

ra2 studio/Shutterstock

近年、「ビジネスモデル」という言葉を毎日のように耳にするようになりました。みなさんも新規事業を立案する際、あるいは既存の事業をよりスケールさせようとする際などに、「好調なあの企業のビジネスモデルはどうなっているんだろう」などと意識することがあるのではないでしょうか。

ビジネスモデルは時代の変化やテクノロジーの進展とともに流行り廃りがありますが、流行っているから、競合他社が成功しているからという理由で自社に導入してうまくいくとは限りません。ここに注意が必要です。

そこで今回は、一例として近年よく見かける「フリーミアムモデル」と「サブスクリプションモデル」を導入するのに不向きなのはどんなケースかを説明したうえで、時代の変化によってビジネスモデルはどのように変化するものなのか、そして自社にふさわしいビジネスモデルはどうやって見つければよいのかをお話ししていくことにします。

フリーミアムとサブスクモデル、こういう組織には不向き

ここ数年で知名度が上がったビジネスモデルの双璧といえば、少し前に流行った「フリーミアムモデル」と、最近よく耳にする「サブスクリプションモデル」ではないでしょうか。

しかしこの2つは、他社が成功しているからといって「我が社も」と飛びつくのは危険です。これで成功するためには条件があるからです。

フリーミアムは利用者にとっては便利だが…

「フリーミアム」は、フリー(無料)とプレミアム(高度な有料商品)を組み合わせた造語です。基本機能を無料で提供し、より高度なサービスを利用したい人には有料で提供するというもので、2009年にクリス・アンダーソンが『フリー』を出版して以来、一気に知名度が上がったビジネスモデルです。

アマゾンを利用するだけなら無料ですが、お急ぎ便や無料の配送特典が受けられるアマゾンプライムを利用するには、月額もしくは年額の会費を払う必要があります。このようなサービスがフリーミアムと呼ばれるものです。

このフリーミアム、利用者にとっては必要な分だけ利用できるので便利なのですが、提供する企業にとってはそうではありません。無料の利用者にかかる費用も、サービスを提供する企業が負担し続けなければならないからです。ですから、小規模な企業が導入するのはかなり難易度が高いといえます。

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