※本記事は、2022年5月11日に公開した記事の再掲です(一部加筆)。
REUTERS/Rick Wilking
- ウォーレン・バフェットは以前、Twitterは無分別で冷酷なコミュニケーションを可能にすると語っていた。
- バークシャー・ハサウェイのCEOである彼は、Twitterでシェアしたい日々の意見はないと語った。
- Twitterの買収を提案し、その後、撤回したイーロン・マスクは、ぞんざいでしばしば批判的なツイートを得意としている。
ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)がTwitterを避ける主な理由は、Twitterの買収を提案し、その後、撤回したイーロン・マスク(Elon Musk)との違いを明確にしている。
2017年のCNBCのインタビュー中に、裕福な投資家でバークシャー・ハサウェイのCEOであるバフェットは、彼のお気に入りのアドバイスを思い起こして話している。
「いつでも誰かに、明日地獄へ落ちろと言える」
「電子メールもTwitterも、簡単に道を踏み外せる。誰かに対して怒りを感じたときには、10秒もあれば『地獄へ落ちろ』と言えるからだ」と、バフェットは語った。
Twitterに170万人のフォロワーを有するバフェットは、即時のコミュニケーションツールによって、多くの人が言ってはいけないことを言ったり、批判者に対してあまりにも強く反撃したりするようになったと断言した。
「最初に思いついたことは、必ずしも最善の行動ではない」と彼は語った。
「すべてのことに即時に対応するのは間違いだ」
さらに、Twitterで投稿する前に2時間の余裕があれば、多くの人はそのひどい投稿を考え直して削除するだろうと付け加えた。
バフェットは2018年のCNBCのインタビューで、彼は個人的にツイートしたことは一度もなく、他人のツイートを調べる方法も知らないと答えた。そして「だが私は、とても満足した人生を送っていると感じている」と冗談めかして述べている。
91歳の彼は、2018年後半の別のCNBCのインタビューで、ツイートする理由はないと話し、「あらゆることに関して日常的に見解を持っているわけではない」と説明した。
バフェットの慎重で抑制的な言説は、マスクの気軽で衝動的なツイートスタイルとは、対照的だ。マスクはTwitter上での言動で何度も法的な問題を起こしている。
(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)