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ミシュランなどの仏企業は石油や石炭に回帰…ロシアは天然ガス供給を完全に停止する「可能性が高い」

「ヤマル・ヨーロッパ」パイプラインの天然ガス輸送施設

「ヤマル・ヨーロッパ」パイプラインの天然ガス加圧施設。

Omar Marques/Getty Images

  • ロシア産天然ガスの供給不安の中、ガスボイラーを石油で稼働できるように改造するフランス企業も出てきている。
  • フランスのタイヤメーカー、ミシュランのCEOは同社のボイラーがガスだけでなく、石油でも稼働できるようになったと述べた。
  • フランスのある閣僚は、プーチンはヨーロッパへの天然ガス供給を停止する「可能性が高い」と述べた。

ロシアがヨーロッパへの天然ガス供給を打ち切るかもしれないという懸念の中、一部のフランス企業は、事業運営のエネルギー源を石油に転換しているとロイターが報じた

世界有数のタイヤメーカー、ミシュランのCEOは、同社は天然ガスだけでなく石油でも稼働できるようにボイラーを改造したと述べた。

「必要なら石炭に切り替えることもできる」とミシュランのフローラン・メネゴー(Florent Menegaux)CEOは、南仏で開催された経済フォーラム「Les Rencontres Économiques」で語った。

「目的は、燃料不足に直面したときに工場を停止する必要がないようにすることだ」

フランスのブルーノ・ル・メール経済・財務・復興相も7月10日、ロシアがヨーロッパへの天然ガスの供給を完全に停止する可能性が高いと発言したとInsiderで報じた

ル・メールは同フォーラムに出席したビジネスリーダーに対し、「ロシアのガス供給が完全に停止することに備えるべきだ」と述べた。彼は供給の完全な遮断が「最も可能性の高いことだ」と述べた。

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