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実はけっこう「お金も貯まる」。私の5つのグリーンな習慣

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著者のレベッカ・チャマア氏

Courtesy Rebecca Chamaa

  • 私は最近、気が付いたことがある。長年、環境に優しい習慣を続けてきたが、それが節約にもなっていたのだ。
  • 自動車も、洋服も、家具も、何だって中古品で問題ない。シャンプーだって、固形のものに替えた。
  • 食事は野菜と魚介類のみ。必ずリサイクルし、スーパーにはエコバッグを持参する。

大学1年の時以来、環境のためを思って、何年も続けてきたさまざまな習慣が、実は同時に節約へもつながっていることに、私は最近になって気が付いた。

大学時代、私は環境科学の授業ではじめて「人口ゼロ成長」や「酸性雨」のような用語を知った。

当時付き合っていた環境科学専攻のボーイフレンドと同棲していたため、リサイクルやリユース、リパーパス(別の目的で使うこと)、生ごみを堆肥にすること、そして全般的にゴミを減らすことの重要性を、日常生活を通して深く学んだ。80年代半ばから終わりにかけての話だ。

その彼氏とは別れてしまったが、環境にダメージを与えない選択をしたいという感覚は変わることはなかった。そのおかげで、節約する金額が増えたのだ。

1. 車は中古車を買い、公共交通機関を使う

もっとも大きな節約になるのは、中古車を買うことだ。何でも中古品を買えば、その分製造される商品が減ることになり、廃棄物も減る。私は5年落ちの自動車にしたことで何千ドルも節約できた(1年落ちの中古車でもかなりの節約になる)。さらに私たち夫婦は燃費の良い車を買うようにしている。

温暖化防止のため、可能な限り公共交通機関を使うようにしている私たちでも、年間約5000マイル(約8000キロ)は運転している(米自動車保険会社メトロマイルによると、平均的なアメリカ人の年間走行距離は1万3500マイル=約2万2000キロ)。長年の積み重ねを考えると、我が家は相当な額のガソリン代を節約してきた。

私たちの住む南カリフォルニアのガソリン価格が1ガロン6ドル近い今、我が家は1カ月あたり100ドルかそれ以上節約していることになる(定期的にオイル交換やタイヤの位置交換をするなど、常に自動車を点検し、整備していれば、さらなる節約につながる)。

2. ほとんどすべて中古で買う

私は何でもリサイクル店で買うようにしている(寝具、下着、靴を除く)。我が家のダイニングテーブルも、ソファも、リクライニングチェアも、そして私のクローゼットのなかの服もほとんど中古品だ。中古品を買うと節約になるだけでなく、価値のあるものが廃棄されるのを防ぐことにもつながる。

SNSで1着軽く100〜200ドルもするジーンズを見て、リサイクル店で似たようなものを見つければ、簡単にかなりの額の節約ができる。そのうえ、ほかにも掘り出し物が見つかることもある。リサイクル店で仕入れた物をEtsyなどのECサイトで販売することを副業にしている人も多い。

3. リサイクルとエコバッグは必須

ビン・缶のリサイクルや、スーパーに行くとき必ずエコバッグを持参することなど、私が何年も続けている習慣は、すべて節約につながっている。

私が住む市でリサイクル施策が始まるまでは、我が家はビンや缶をリサイクルセンターに持ち込み、現金と引き換えていた(まだこれを実施している地域もある)。私の地元ではスーパーのレジ袋が有料なので、毎回エコバッグを持参するだけで節約になっている。

4. 野菜と魚介類しか食べない

私たちの食生活も環境と家計のためになっている。私は大人になってからほぼずっと、ベジタリアンかペスカタリアン(魚介類は食べる菜食主義者)の食生活を貫いてきた。

今は魚を食べるが、月に1回くらいコストコで買うだけだ。だから、肉は食べず、たまに魚を食べるだけの生活でかなり食費が節約できていると言える。1週間のうち肉を食べる回数を減らすだけでも、スーパーでの出費を随分抑えることができる。

牛肉の代わりに豆類を使うとかなりの節約になる。我が家のミートローフは肉の代わりにレンズ豆を使うので、安い材料費で数日食べられるくらいの量を作ることができる。

肉の消費を減らせば、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を減らすことにつながるので、これもまた、地球のためにも家計のためにもなる習慣だ。

5. シャンプーなどの身だしなみ商品を代えた

私は最近、シャンプーとコンディショナーをボトル入りの液体のものから固形のものに代えた(見た目は完全に固形石鹸だ)。いずれ海やごみ堆積場に廃棄されてしまう可能性のあるプラスチックボトルを使うのをやめたのだ。固形の方が長く持つという利点もあるし、今まで使っていたヘアケア用品より安い。

環境に優しい商品がすべて割安というわけではないが、割安なものが多いことには驚かされる。私は現在、洗濯用洗剤をボトル入りの液体から紙のような薄いシート状のものに、そしてチューブ入り歯磨き粉を粒状のものに代えようかと検討している。

私は常に包装や容器を減らす方法を探し、環境にも家計にも優しい選択をすることによる経済的なメリットも忘れないようにしている。

[原文:5 'green' choices I make every day that save me a ton of money

(翻訳・小森谷美江子、編集・長田真)

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