Mary Meisenzahl/Insider
- コストコのCEOは、ホットドッグの価格は変わらないとCNBCに語った。
- コストコ側は否定していたものの、ホットドッグが値上がりするとの噂が広がっていた。
- ホットドッグとドリンクのセットは1.50ドル(約210円)で、1985年以来変わっていない。
コストコのCEOクレイグ・ジェリネック(Craig Jelinek)氏は、コストコのホットドッグは値上がりしないとCNBCのインタビューで語った。
コストコのフードコートで売られているホットドッグとドリンクのセットは1.50ドルで、1985年以来変わっていない。
ネット上を中心に拡散しているホットドッグが値上がりするとの噂は本当かとCNBCの記者に尋ねられたジェリネック氏は、シンプルに「ノー」と答えた。
ホットドッグの値上げをめぐっては、ジェリネック氏は2020年1月にも言及している。同氏は株主に対し、「あのホットドッグを1.50ドル以上にするつもりはない。そういうことだ」と語って、現在の価格を維持すると約束していた。シニア・バイスプレジデントのロバート・ネルソン(Robert Nelson)氏も5月に同様のコメントをしていた。
ただ、インフレが加速し、コストコがフードコートの他の人気メニューを値上げしたことで、ホットドッグをめぐる憶測が広がり始めていて、それがジェリネック氏のコメントにつながったようだ。
Insiderでも報じたように、アメリカでは最近、コストコのチキンベイクが2.99ドルから3.99ドルに、20オンス(約590ミリリットル)入りのドリンクも0.59ドルから0.69ドルに値上げされた。
Insiderの取材に対し、コストコの担当者はインフレであっても1.50ドルからの値上げは考えていないと話した。
コストコはホットドッグの価格を長年、変えずにきた。
Mental Flossの2018年の記事によると、コストコの創業者はかつてジェリネック氏に「あのホットドッグの値段を上げたら、お前を殺すぞ」と語ったという。
(翻訳、編集:山口佳美)