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大学生が履修管理や同級生とのコミュニケーションに使えるSNSを運営するペンマーク(東京都港区)は7月12日、事業成長期にあたるシリーズBの資金調達ラウンドで、4億1000万円を調達したと発表した。
前澤友作氏のファンドが出資した。累計の調達額は約10億円となる。
授業を軸とするSNS
2018年設立のスタートアップ。「大学生活のDX」を掲げて、同年にアプリ「Penmark」の提供を始めた。
アプリでは大学別の各授業データや口コミを確認し、時間割を登録できる。同じ授業をとる学生とやりとりしたり、授業の課題や出席状況を管理したりする機能がある。
「Penmark」の画面イメージ=ペンマーク
累計のインストール数は50万以上。対応する大学数は4000校を超えたという。
コロナ下ではオンライン授業が増え、学生同士の対話が減る場合もある。授業を軸とするSNSを提供し、コミュニケーションを支援する狙いがある。
資金使途は人材採用
エンジニアや営業職、新規事業開発の人材採用に充てる。
教科書や電子機器の販売など、大学生協がオフラインで担ってきた役割を「オンラインで代替していく」(同社)という。
(文・Strainer編集部)
"Strainer"より転載(2022年7月12日公開)