出典:TURING
完全自動運転車の開発・製造を目指すスタートアップ企業TURING(チューリング、千葉県柏市)が、シードラウンドでの総額10億円の資金調達を7月13日、発表した。
TURINGは将棋AI「Ponanza」の開発者として知られる山本一成氏と、米カーネギーメロン大学で自動運転開発に従事し、博士号を持つ青木俊介氏が共同創業したスタートアップ。2021年8月に設立された。
創業から1年経たずの、比較的大きな規模の資金調達となる。
発表資料によると、出資企業はANRI、グローバル・ブレイン、DIMENSION、HEROZ。HEROZは、山本氏が初期メンバーとして関わったAIカンパニーで、山本氏と関係が深い。
TURING代表取締役CEOの山本 一成氏(左)、取締役CTOの青木 俊介氏。
出典:TURING
TURINGは、カメラを中心とした物体認識技術の開発に取り組んでおり、現在、既存の市販車をベースに解析と技術実装する手法で、車両の開発を進めている。
日本経済新聞の報道によると、2023年をめどに、レベル2にあたる運転補助機能を持つガソリン車の完成を目指している。
(文・伊藤有)