メタ、信頼回復の遅れは新任幹部の知名度のなさが原因か。TikTokら競合が広告獲得競争で優位に

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メタの新しいCBO(最高業務責任者)、マーネ・レビン。

Joe Scarnici/Getty Images

マーネ・レビン(Marne Levine) と彼女の次席のニコラ・メンデルゾーン(Nicola Mendelsohn)は、大変な仕事に向き合わなければならない。

彼女たちはFacebookの親会社であるメタ(Meta)の新しい広告部門のリーダーとして、アップルのプライバシー方針変更やTikTokのような新しいプラットフォームとの競争で勝ち残るために、メタのプラットフォームの成長を一気に加速させる必要がある。だがアナリストは、メタが第2四半期に同社として初めてゼロ成長を記録すると予想している。

レビンは2021年、メタの新しい役職であるCBO(最高業務責任者)に任命された。メンデルゾーンは広告販売を率いるグローバルビジネスグループのバイス・プレジデントとなった。

彼女たちの重要な仕事の一つは、広告測定に関わる長年の問題や不祥事で傷ついたFacebookに対する広告主の信頼と信用を回復することだが、レビンの就任から1年が経ち、何人かの広告業界の幹部は、信頼回復に向けた彼女たちの取り組みが遅いと述べている。

レビンとメンデルゾーンは、前任の広告担当幹部であるキャロリン・エバーソン(Carolyn Everson)と、顔が広いCOOであるシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)と厳しく比較されている。サンドバーグは、広告主と緊密な関係を築き、数々の論争を乗り越えてメタを広告業界の巨人へと成長させてきた。

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