ロウディと呼ばれるこの猫は、ドイツからルフトハンザドイツ航空で運ばれた後、ボストン・ローガン空港で行方不明になった。
Courtesy of Massport via AP
- ボストンのローガン国際空港で19日間行方不明になっていたネコが、2022年7月13日に発見された。
- 航空業界ニュースサイトのSimple Flyingによると、ルフトハンザドイツ航空は黒ネコのロウディの捜索を支援するために専門のペットトラッカーを雇った。
- ロウディはルフトハンザ便から降ろされた後、鳥を追いかけて行方不明になったという。
ボストンのローガン国際空港で逃げ出したペットのネコが、専門のペットトラッカー(ペットを追跡する業者)やカメラの映像を駆使して捜索した結果、19日間の逃亡生活の末に発見された。
ローガン国際空港は2022年7月13日、ロウディ(Rowdy)という名の行方不明のネコが見つかり、地元の動物保護サービスに引き渡して家族との再会を待っているところだとツイートした。
AP通信や複数のマスコミによると、この4歳の黒ネコはルフトハンザドイツ航空の機体から降ろされた時に鳥を追って脱走し、2022年6月24日から行方不明になっていたという。NBCの番組「10ボストン(10 Boston)」によると、このメスの黒ネコはペットキャリーに入れられ、貨物として運ばれていたという。
AP通信によると、ロウディは飼い主のサーリ夫妻と一緒にドイツのフランクフルトからアメリカへの移動していた。アメリカ軍に所属する夫のリッチのドイツでの15年間の勤務の後、夫妻でアメリカに帰国するところだった。
空港の職員は、ローガン空港のターミナルEで歩き回るロウディの姿が目撃されたため、カメラと安全な動物用トラップを設置し、ロウディの動きを追跡した。航空業界ニュースサイトのSimple Flyingによると、ルフトハンザドイツ航空はアニマル・トラッカーを雇って、捜索をサポートしたという。
ロウディは2022年7月13日に確保されたと妻のパティはボストンのWCVB5チャンネルに語った。
ボストンのローガン国際空港を運営するマサチューセッツ州港湾局(Massport)の広報担当者は「疲労からか空腹からかは分からないが、今朝、彼女はついに捕らえられた」とAP通信に語った。
ロウディの最新情報:彼女は「アニマル・レスキュー・リーグ・オブ・ボストン(Animal Rescue League of Boston )」に引き渡され、家族との再会を待っている。
パティは、CNBCの番組「ボストン10」で、ルフトハンザドイツ航空が自宅のあるフロリダからボストンまで飛んでくれることになり、ロウディを受け取れることになったと語っている。
ボストン・ローガン空港、ルフトハンザドイツ航空、パティ・サーリにInsiderはコメントを求めたが、回答は得られていない。
新型コロナウイルスのパンデミック後、ピークとなっているこの夏の旅行需要への対応に航空業界は苦労しており、非常に混乱した状態であることが証明された。
以前からあったパイロット、手荷物係、空港スタッフなどの不足は、パンデミックでさらに悪化し、世界各地の空港で何千ものフライトがキャンセルされ、長い行列ができ、大量のロストバゲージが報告されるに至っている。
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)