Courtesy of Hall and Hall
- 「グレイトフル・デッド」とジョン・F・ケネディ・ジュニアにゆかりのあるワイオミング州の牧場が、3500万ドル(約48億円)で売りに出された。
- グレイトフル・デッドの創設メンバーであるボブ・ウィアーは、牧場のかつての所有者とともに、この牧場で曲を作っていた。
- 二人は「Cassidy」「Mexicali Blues」「Black-Throated Wind」などの曲を共作した。
「グレイトフル・デッド」とジョン・F・ケネディ・ジュニア(John F. Kennedy Jr.)にゆかりのある、広さ3万エーカー(約120平方km)の牧場が、あなたのものになるかもしれない――3500万ドル(約48億円)で
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グレイトフル・デッドの創設メンバーであるボブ・ウィアー(Bob Weir)は、この地所のかつての所有者、ジョン・ペリー・バーロウ(John Perry Barlow)とともに、ここで曲をつくっていた。二人は、「キャシディ」「メキシカリ・ブルース」「ブラック・スローテッド・ウインド」など、30曲を共作した
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Source: Dead Disc
ウィアーは、15歳のときに「家出」して、夏のあいだこの牧場で働いていた。牧場は当時、バーロウの両親が所有していた
ボブ・ウィアー(左)と、牧場の元所有者ジョン・ペリー・バーロウ(右)。
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Source: NPR
牧場で過ごしたその夏はのちに、2016年のソロアルバム「ブルー・マウンテン」の発想のもとになった、とウィアーはNPRに話している
Terry Wyatt/Getty Images
Source: NPR
「そのライフスタイルでしばらく生活していた。その夏だけじゃなくて、何度かそこに戻って、バーロウと一緒に働いた」とウィアーは、2016年に行われたNPRのインタビューで語った。「私たちはあの牧場で暮らして(中略)私が仕事を手伝えば、二人で曲を書く時間が増えた」
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Source: NPR
ジョン・バーロウが1988年に牧場を売却したときには、グレイトフル・デッドのメンバーが複数の抵当権を持っていた。この牧場を扱う不動産業者のひとりであるジム・テイラー(Jim Taylor)は、そう話している
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この地所にゆかりのある有名人はウィアーだけではない。1977年には、ジョン・F・ケネディ・ジュニアが、この牧場で働きながらひと夏を過ごした
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「この地域に住む野生生物たちの聖域」とされるこの牧場は、ワイオミング州コーラにある。コーラはパインデールの北13マイル(約20km)、ジャクソンホールの南60マイル(約97km)にある小さな町だ
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物件情報によれば、現在の所有者が経営するこの牧場では、2021年には2300頭の1歳牛が放牧されていたという
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牧場での暮らしは、仕事ばかりではない
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当地のレクリエーションとしては、狩猟…
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…乗馬…
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…フライフィッシングなどがある
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さらに、ウィロー湖にも行ける
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物件情報によれば、この牧場のうちおよそ5000エーカー(約20平方km)は、ジャクソンホール土地トラスト(Jackson Hole Land Trust)の保全地役権の下で保護されているという
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牧場にはいくつかの建物があり、主に2つの区画に分かれている
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「ウィロー・クリーク」サイトには、牧場主用の住居と、別棟のバンクハウス(宿舎)、現場監督用の住居、2軒の納屋、大小の作業場、多くの離れがある
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母屋は4ベッドルーム、3フル・バスルームとハーフ・バスルーム1つがあり、2019年に全面的にリノベーションされた
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ニューフォーク川のほとりにある家には、ぐるりと囲むポーチがあり、屋外スペースをたっぷり提供している
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ポーチからは、ブリッジャー・ティートン国有林とブリッジャー・ウィルダネス(原生地域)を見わたす眺めを楽しむことができる
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牧場主の住居にお邪魔して、室内をちょっと見てみよう。この住居は「いまや家というよりは、ほとんど博物館のようになっている」とテイラーは言う
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下の写真は、ウェスタン風の装飾を備えたリビングルームだ
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同じ発想のデザインは、家全体に見られる
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大きな窓とフレンチドアから、たっぷりの自然光が差しこむ
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キッチンにある、緑色で塗られた木製アイランドは、この家の中心だ
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コンロの金色のアクセントと装飾的なタイルも見逃せないポイントだ
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皿洗いをするには、悪くない場所だ
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キッチンの隣にあるダイニングルームは、三方を窓が囲んでいる
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次は、母屋に4つある寝室のひとつだ
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毎朝、目が覚めたときに見えるものを、もう少し近くで見てみよう
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母屋には、3つのフル・バスルームと1つのハーフ・バスルームがあり、それぞれ独自の個性と魅力を備えている
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ひとつめのフル・バスルームを別角度から
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こちらは、2つめのフル・バスルームで…
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…こちらがハーフ・バスルーム
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この牧場には「バンクハウス(宿舎)」もある。かつてはカウボーイたちの住居として使われていた建物だ
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ウィアーは、NPRにこう語っている。「バンクハウスに住んでいた10代のころ(中略)夜になると、年上の男たちがポンと音をたててコルクを抜き、物語を語ったり、歌をうたったりしていたものだった。でも、私の心をとらえて離さなかったのは、歌そのものではなく、むしろその表現の仕方(中略)とりわけ、ストーリーの部分だった」
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Source: NPR
(翻訳:梅田智世/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)
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