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7月27日(水)6時現在、マリアナ諸島にある熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、昨夜から24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しています。
台風が発生すればおよそ3週間ぶりで、台風5号と呼ばれることになります。
顕著な発達は予想されていないものの、西日本などで大雨となるおそれがあるため今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 7月27日(水)6時現在
中心位置 マリアナ諸島
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
顕著な発達はしない見込み。西日本は雨が強まるおそれ
この熱帯低気圧は発達して台風になる可能性が高くなっていますが、最盛期の最大風速は20m/s程度と予報されていて、顕著に発達はしないものとみられます。
まだ、進路の誤差が大きく信頼度は高くないものの、今週後半に九州の南から奄美・沖縄周辺を通って、東シナ海へ進む見込みと気象庁は予報しています。
熱帯低気圧(または台風)が近づくとともに、西日本の九州や四国太平洋側などには断続的に暖かく湿った空気が流れ込む予想です。そのため、雲が発達して強い雨を降らせるおそれがあります。また、熱帯低気圧(または台風)が陸地に近いところを通ると、本体の雨雲もかかるため雨量が多くなることも考えられます。今後の最新情報に注意するようにしてください。
7月の平年の発生数は3.7個。今年はまだ1個
平年の台風発生数
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2022年は4月に台風1号・台風2号が、6月末に台風3号が、7月1日に台風4号が発生していて、次に台風が発生すれば台風5号と呼ばれることになります。
7月の台風発生数の平年値は3.7個ですので、今年はややスローペースです。これからは台風の発生が一気に増える時期といえますので、台風情報を随時ご確認いただき、台風への備えを進めてください。
(文・ウェザーニュース)
"ウェザーニュース"より転載(2022年7月27日公開の記事)
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