日本のあの橋も。世界の最も恐ろしい橋

※本記事は、2019年3月30日に公開した記事の再掲です。

トリフト・ブリッジ

スイスのトリフト・ブリッジ。

Alexander Chaikin/Shutterstock

  • 世界の最も恐ろしい橋は、急な傾斜や胃が痛くなるような高さで知られる。
  • 恐ろしそうに見えるが、中国の「四渡河大橋」のように、実際は比較的安全に渡れる橋もある。
  • だが、ミャンマーの「ウー・ベイン橋」のように、今にも崩れそうな橋もある。

2018年8月14日朝、激しい雷雨がイタリア、ジェノバにあるモランディ橋に打ちつけ、建設後数十年の橋は崩落した。

崩壊前、数年間にわたって技術者は構造的な問題点がある可能性を警告してきた。だがタイミングが不運だった。橋のメンテナンス会社が修理に取り掛かったところだったが、嵐はその努力を打ち砕いた。

橋の安全性の判断は複雑な問題。アメリカでは、10本に1本は「構造的な欠陥がある」と考えられ、大規模なメンテナンスもしくは修理が必要。その中には毎日10万台以上の車が往来するブルックリン橋も含まれる。

外見だけで橋が危険かどうかを判断することは難しいが、どんなに安定していても、渡るのが非常に恐ろしい橋もある。

我々は世界の最も恐ろしい橋をまとめた。

胃が痛くなるような高所で知られる橋、手すりがぐらぐらする橋、技術的なロジックに反するような急斜面の橋……。見てみよう。


アメリカ、コロラド州の「ロイヤル・ゴージ・ブリッジ」。建設期間はわずか6カ月。アーカンソー川の950フィート(約300メートル)以上、上空にある。

ロイヤル・ゴージ・ブリッジ

Inbound Horizons/Shutterstock

ロイヤル・ゴージ・ブリッジは世界一高い場所にある橋の称号を失ったが、アメリカでは依然として最も高い場所にある橋。


韓国、大屯山の「雲の橋」。狭い峡谷の上に坂のようにかかっている。

韓国、大屯山の「雲の橋」

new-photocorner/Shutterstock

「突風が吹くと揺れ、山頂に巻き付くかのように感じた」と、ある旅行ブロガーは記した。


フランスのアルプスにある「エギーユ・デュ・ミディ」。ケーブルカーで行ける。

エギーユ・デュ・ミディ

Elephotos/Shutterstock

高さ1万2000フィート(約3600メートル)以上の山頂にも行ける。


中国の「張家界玻璃橋」。渡るには20ドル必要。

張家界玻璃橋

unge255_stocker/Shutterstock

名前から分かるように、橋は透明の歩道になっている。


日本の「江島大橋」。まるでジェットコースター。

江島大橋

The Asahi Shimbun/Getty Images

見る角度によっては橋は信じられないくらい急だが、ドライバーから見た勾配は多少、ゆるやか


スイスのアルプスにある「ティトリス・クリフウォーク」は、ヨーロッパで最も高い場所にある吊り橋。

ティトリス・クリフウォーク

橋は海抜1万フィート(約3050メートル)。

Lenush/Shutterstock

近くにあるティトリス・エンゲルベルク・スキーリゾートの広報担当者は「橋から落ちることは不可能」とNBCニュースに語った


スイスの「トリフト・ブリッジ」に行くにはケーブルカーに乗り、さらに1.5マイル登る。

トリフト・ブリッジ

Alexander Chaikin/Shutterstock

橋は歩行者専用。


カナダ、バンクーバーの「キャピラノ吊り橋」。何度か死亡事故が起きている。

キャピラノ吊り橋

i viewfinder/Shutterstock

2010年にはアメリカの高校生が手すりから転落して死亡した


中国の「四渡河大橋」。ロケットを使ってケーブルを渡した。

四渡河大橋

霧に覆われた四渡河大橋。2017年4月。

Wen Lin/VCG

橋は恐ろしく見えるが、4300万トン以上を支えることができる。


アイルランドの「キャリック・ア・リード・ロープ・ブリッジ」。小島まで続く、ぐらぐらする歩道。

キャリック・ア・リード・ロープ・ブリッジ

Nahlik/Shutterstock

橋は比較的短く、約66フィート(約20メートル)。


ガーナの「カクン・キャノピーウォーク」。臆病な人には向かない。

カクン・キャノピーウォーク

Linda Hughes Photography/Shutterstock

木の上をつないだ7つの吊り橋でできている。


パキスタンの「フセイニ吊り橋」。一度不安定になって流され、再建された。

フセイニ吊り橋

TripDeeDee Photo/Shutterstock

世界で最も危険な橋と呼ばれている。


ネパール、ガーサにある吊り橋。牛を追い込むために使われる。

吊り橋

Vixit/Shutterstock

動物が橋の上にいるのはよく見る光景だが、もちろん人も渡る。


ニュージーランドの「カワラウ・ブリッジ」。世界で初めて観光用のバンジージャンプが設置された場所。

カワラウ・ブリッジ

カワラウ・ブリッジからバンジージャンプ。

Judith Lienert/Shutterstock

カワラウ川の上、140フィート(約40メートル)からジャンプ。


ミャンマーの「ウー・ベイン橋」。チーク材の柱は腐敗が進み、いまにも崩れそう。

ウー・ベイン橋

Thanya Jones/Shutterstock

橋は作られてから約120年


中国の「天門山スカイウォーク」。幅はわずか3フィート(約90センチ)。

天門山スカイウォーク

vichie81/Shutterstock

地上4700フィート(約1400メートル)、ガラス製のスカイウォークからは、張家界国家森林公園のぞくぞくするような景色が広がる。


ジブラルタルにある「ウィンザー・ブリッジ」は、“スリルを求める人のための道”と呼ばれるところにある。

ウィンザー・ブリッジ

johnbraid/Shutterstock

橋は2016年に開通。だから建築からかなり新しいが、164フィートの峡谷の上を歩く勇気が必要。

[原文:The 18 most terrifying bridges in the world feature steep slopes and stomach-churning heights — take a look

(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)


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