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環境省と気象庁は、明日8月3日(水)を対象とした熱中症警戒アラートを、全国の合計35都府県に対して発表しました。
関東の全都県を含め、東日本と西日本の広域が対象となっています。
対象エリアでは特に熱中症のリスクが高くなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。
万全の熱中症対策を
<熱中症警戒アラート発表 明日3日(水)対象>
東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 栃木県 茨城県 群馬県 長野県 山梨県
静岡県 愛知県 三重県 富山県
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岡山県 広島県 島根県 鳥取県 徳島県 香川県 愛媛県
山口県 福岡県 大分県 長崎県 佐賀県 熊本県
宮崎県 鹿児島県 沖縄県(八重山地方)
明日3日(水)も東日本と西日本の広範囲で夏空となり、広く35℃を超える猛暑日となる予想です。内陸部では体温を大きく上回るような危険な暑さとなるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。
暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。
環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
(文・ウェザーニュース)
"ウェザーニュース"より転載(2022年8月2日公開の記事)
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