北陸や東北南部で記録的な大雨、引き続き災害発生に厳重警戒

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今日4日(木)は前線の影響で東北南部や東日本を中心に局地的に激しく雨が降っています。

9時現在で新潟県下越エリアでは依然として大雨特別警報が発表されており、北陸や東北南部でも土砂災害警戒情報が発表されています。

引き続き道路冠水や河川用水路の増水や氾濫、土砂災害の発生など大雨による災害の発生に厳重な警戒が必要です。

記録的な大雨、河川氾濫も頻発

未明から朝にかけて前線の発達した雨雲が流れ込み、東北南部~北陸で記録的な大雨になっています。

9時現在、北陸エリアや東北南部で雨が強まっており、福井県九頭竜では9時までの3時間に138.5mmの降水を観測しました。

また、9時39分には気象庁は嶺北エリアに線状降水帯による「顕著な大雨に関する情報」を発表。激しい雨による災害発生のリスクが急激に高まっています。

>>雨雲レーダー

午後も断続的に雨、災害発生に厳重警戒

雨雲の予想 4日(木)15時

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午後も前線は本州付近に停滞し、東北南部や東日本では断続的に雨が続く予想です。

大雨による災害の拡大や新たな被害の発生のおそれがあるため、厳重な警戒が必要になります。

昨夜から猛烈な雨に見舞われた新潟県下越では既に河川の氾濫や浸水が頻発しており、他のエリアでも災害のリスクが高まっています。

川の水位は雨が弱まった後も上昇を続けることがあるため、決して様子を見に行ったりしないでください。

浸水している所では道路と川の境が分からなくなるなど大変危険です。雨が弱まった後も油断はできません。

>>アプリ 河川水位・ライブカメラ

土砂災害発生のリスクも高い

土砂災害危険度

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これまでの大雨で地中には大量の水分が含まれており、土砂災害発生のリスクも高まっています。

自治体による避難勧告等の情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。避難する場合は日中の明るい時間帯に複数人数で避難するとより安全です。

>> 現在の土砂災害危険度

(文・ウェザーニュース

"ウェザーニュース"より転載(2022年8月4日公開の記事

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