三宅一生氏は革新的なデザインとさまざまな生地の独創的な使い方で有名になった。
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- 三宅一生氏は、日本の伝統的な生地の使い方やデザインに対する革新的なアプローチで有名になった。
- 彼はPLEATS PLEASE、BAOBAO、スティーブ・ジョブズの象徴であるタートルネックなどの生みの親だ。
- 2022年8月5日、三宅氏は東京で84歳の生涯を閉じた。
三宅一生氏は、パリで最初にショーを行った日本人デザイナーの1人で、日本のファッションを世界に紹介した
1984年3月21日、パリで行われたフランス文化省主催の朝食会に出席した(左から)三宅一生氏、シャンタル・トマス氏(フランスのランジェリーデザイナー)、高田賢三氏。
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三宅氏は、和紙や籐など、さまざまな種類の生地や素材を服に使うことにこだわっていた
2020-2021年秋冬パリコレクションでの三宅一生氏のデザイン。
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三宅氏は母国からインスピレーションを得て、伝統的な日本の生地とデザインを多用した
三宅のコレクションの一部は、東京の国立新美術館に展示されている。
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折り紙など、日本の工芸品や図案にオマージュを捧げたデザインも多い
イッセイ・ミヤケの132 5.コレクションは折り紙から着想を得ており、すべて1枚の布から作られている。
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三宅氏の最も象徴的なデザインは、マイクロプリーツとバッグのBAOBAOだ
2017年のパリファッションウィークで、プリーツドレスを着て、バオバオのバッグを持つモデル。
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マイクロプリーツは、生地を紙で挟み、熱プレス機にかけてプリーツ加工を施す
三宅氏は1994年春夏のパリコレクションで「PLEATS PLEASE」を発表した。
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三宅氏はプリーツの服のモデルによくダンサーを起用した
2020年春夏コレクションのランウェーで踊るモデル。
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三宅氏は、服に動きを出す方法として、アシンメトリーを取り入れた
パリで行われたイッセイ・ミヤケの2017-2018年秋冬プレタポルテ・コレクション。
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Bao Baoのバッグは三角形のパーツが平面を立体的に変化させ、新しい形を作り出す
BAO BAO ISSEY MIYAKEのバッグ。
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スティーブ・ジョブズの象徴である黒のタートルネックは、三宅の作品だ。ジョブズの伝記には、三宅にタートルネックを作ってくれるように頼んだら、「100着くらい作ってくれた」と書かれている
2008年のMacworld Expoで基調講演を行うスティーブ・ジョブズ。
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2010年、三宅氏は日本の芸術に対する最高の栄誉である文化勲章を受章した
1993/1994年秋冬のパリコレクションで。
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(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)