「コモディティ価格の下落は短期的」。スイス金融大手UBSが今推奨する4つのコモディティ分野

コモディティ市場

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アメリカの最新の雇用統計が堅調であったこと、消費者物価指数の上げ幅がわずかに縮小したことが心理的な後押しとなって、アメリカおよび世界経済の「ソフトランディング」に対する期待が高まりを見せている。

とはいえ、状況は依然として不安定であり、投資家にとって大きな不安材料は世界各地に散見される。

その不安定な状況を見て株式投資に戻るのはやめておこうと思っているのなら、他にもお金の使い道の選択肢はある。その代表がコモディティだ。投資家は多くの場合、株と同じくらい簡単に、コモディティ価格連動タイプの上場投資信託を買うことができる。

コモディティは「売られ過ぎ」

スイスを本拠地とする銀行大手UBSの最高投資責任者は、コモディティは現在「売られ過ぎ」だと見ており、「買い」を真剣に検討すべきだと述べる。

UBSのCIO(最高投資責任者)を務めるマルク・ヘーフェレ(Mark Haefele)率いるチームは、2022年8月2週目に発表した顧客向けレポートの中で、最近の石油その他のコモディティ価格の下落はおそらく短期的なものであり、買いの大きなチャンスであると述べている。レポートのシナリオでは、投資家は今後6~12カ月で15~20%の利益を上げられる可能性があるという。

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