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新入社員が最重視すべきは「職場の力学の徹底調査」「自分のための取締役会形成」米人事専門家5人の視点

新入社員 TIPS

新入社員がその能力を伸ばし、技術を磨き、入社前に描いたキャリアを希望通りに築いていくには、社内研修で教えてくれる以上にやらねばならないことがたくさんある。

fotosipsak/Getty Images

多くの企業では、採用後に懇切丁寧な新入社員研修が行われる。

しかし実は、研修で語られることのない「暗黙のルール」をつかんでいるかどうか次第で、その後のキャリアに大きな差が生まれてしまうものだ。

大企業の場合、新入社員に仕事を覚えてもらうために、包括的なオリエンテーションプログラム、社員ハンドブック、現場での実践研修(OJT)などが準備されている。

それらはもちろん非常に重要ではあるものの、新入社員とりわけ学校を卒業したばかりの若者が新しい職場でうまくやっていくには不十分で、それ以外に職場の細かな「作法」を理解し、身につける必要がある。

にもかかわらず、そのあたりは研修ではめったに語られない。

新卒採用で入社したばかりの社員が会社や配属先の職場をより良く理解するためのヒントを求めて、Insiderは人事の専門家やアドバイザー5人に話を聞いた。

十分な質問をする

キャリアをスタートさせたばかりの社員は、初めての「本物の」仕事に怖気(おじけ)づくかもしれない。仕事の山と迫りくるデッドラインの間でバランスをとるのは実際大変だから、無理もないことだ。

自分の能力を示したい新人は、何もかもが初めてのプレッシャーの中でも助けを求めたがらないことがある。無能だと思われたり、仕事ができないという印象を与えたりしたくないから、その気持ちは分からないでもない。

しかし、就学前教育プログラムを全米展開するラーニング・エクスペリエンス(The Learning Experience)のトレイシー・ウィルク最高人材活用責任者(CPO)は、新入社員こそその強い好奇心を行動で示し、いくらでも助けを求め、知恵を借りるべきと語る。

Traci Wilk

ラーニング・エクスペリエンスで最高人材活用責任者(CPO)を務めるトレイシー・ウィルク。

Courtesy of Traci Wilk

「慣れない環境に身を置いたとき、弱気になるのは無理もありません。ただ、そんな状況で助けを求める人に対して否定的な評価を下す人はあまりいないものです。現場に飛び込む前に仕事について十分に理解しようとする人は、むしろ成長を希求するマインドセットを持っていると見なされます」

新入社員は仕事に慣れるための助走期間を十分に与えられないことが多く、入社後の数カ月は手探りで試行錯誤……などと悠長なことを言っているわけにもいかない。

現職以前、スターバックス(Starbucks)やコーチ(Coach)といった著名企業の経営幹部として人事を統括してきたウィルクは、新人が業務の背景について質問したり、与えた指示について説明を求めたりしてくれたほうが、上司にとっては助かるものだと語る。

「上司からすれば、部下が(与えた仕事や指示に対する)確認のための質問をその場でせず、デッドライン直前になって助け舟を出さねばならなくなるほうが、はるかにストレスがたまりますよね」

また、リーダー向け研修を世界展開するクリエイティブ・リーダーシップ・センター(Center for Creative Leadership)のデイビッド・アルトマン最高リサーチ・イノベーション責任者(CRIO)はこう補足する。

「本当の変化をもたらすアイディアを生み出そうと、新人でも気兼ねなく意見を述べ、素朴な質問をし、現状に異を唱えるような職場にするには、心理的安全性の確保が不可欠です」

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