「FRBの利下げ開始は2023年夏」バンカメ最新予測。スタバ、ハーレーなど「著しいリターン」期待9銘柄

FRB パウエル議長

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長。その最近の発言は金融引き締めのペースダウンを示唆するものと受けとめる投資家もいる。

Carlos Barria/Reuters

米連邦準備制度理事会(FRB)の「ピボット(方針転換)」の可能性は、ここ数カ月間、投資家にとって数少ない希望の一つとなっている。

インフレ亢進の抑制を企図してFRBが利上げサイクルに着手して以来、株価市場では低迷が続き、投資家にとっては間違いなく厳しい状況だが、なかにはFRBが近いうちにハト派に転じるとの楽観的な見方もある。

パウエルFRB議長の発言も、投資家センチメントの改善に寄与している。

2回連続で0.75%の大幅利上げを決めた米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見(7月27日)で、議長は「(FRBは)不況を招き寄せようとしているわけではない」と発言。9月予定の次回会合では「そのときまでに得られるデータ次第で判断する」と、利上げ幅について明確な見通しを示さなかった。

このパウエル発言を、金融引き締めのペースダウンを示唆するものととらえた投資家も多く、相場は大きく持ち直した。

FOMC開催以降、S&P500種株価指数は約9%、ナスダック100指数は約11%の上昇幅となっている(8月17日終値)。

将来の利下げ期待が高まれば、株式相場の回復はさらに進む可能性が高い。

あわせて読みたい

Popular